内容説明
日本を待ち受ける7つの試練。激化する保守派vs.進歩派の米国内戦。疲弊する米国は中国との戦いの前面に日本を立たせる。国家存亡を懸けた戦いがはじまった。
目次
第1章 なぜ日本のアメリカ認識はかくも歪むのか(米「主流メディア」;重要な保守系メディア;日本のメディア)
第2章 一触即発!アメリカ「冷内戦」(バイデンの正体;LGBTQ問題;キム・デービス事件―同性婚証明「拒否」騒動;ウエディングケーキ訴訟;最高裁人事をめぐる仁義なき戦い)
第3章 新冷戦の勝敗を決める六つの戦略(武漢ウイルス禍の起源解明;人権問題;スパイ活動への法執行;経済のデカップリング(切り離し)
気候変動問題
軍事戦略)
第4章 暗雲漂う朝鮮半島(失敗続きのアメリカ外交政策;非核化の理想リビア・モデル;非核化「ヘッカー案」の虚妄;ライス・ヒル外交;日本の戦略)
著者等紹介
島田洋一[シマダヨウイチ]
福井県立大学教授。1957年大阪府生まれ。京都大学大学院法学研究科政治学専攻修了後、京大法学部助手、文部省教科書調査官、2003年より現職。国家基本問題研究所企画委員・研究員。拉致被害者を「救う会」全国協議会副会長。産経新聞「正論」執筆メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古本虫がさまよう
4
先ず、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストやCNNなど日本のマスコミがすぐに引用したがる米国の「メンストリーム・メディア」(メインスクリーム・メディア-主叫喚メディア)がいかにフェイクニュースを垂れ流しているかを検証している。説得力がある。引き続き、そういったフェイクリベラルと闘っている保守派で、日本でも訳書がある(故)ラッシュ・リンボー(『俺が正しい! アメリカのたけし、えせヒュ-マニズムを撃つ!』や、マーク・レヴィン(『失われた報道の自由』)などの言論活動なども紹介されている。2021/08/20
Tomonori Yonezawa
2
県立図書館▼2021.9.1 第1刷▼全4章239頁、日本の米国認識、米国「冷内戦」、新冷戦の6戦略、朝鮮半島。▼1章はニュースの見方、花田ウィル正論等を読んでる方なら流し読み可。▼2章、バイデンの正体や米国内の事件事象を解説。この辺も既読感あるような。▼3章、この辺から面白くなってくる。6戦略が何かはご自身で確認を。▼4章、ここは全部面白い。北朝鮮ではなく、北朝鮮に対応するアメリカのこと。特にリビアモデルとヘッカー案の対比が素晴らしく、ライス・ヒル外交のダメっぷりも中々。〆の日本の戦略に綺麗に繋がる。2022/03/05
ワシじゃ
0
100年以内にはアメリカは2つまたは3つに分裂している可能性が あると思っている。 白人と多民族・宗教の違いか? その時 日本の安全保障はどうなるのか❓️ 場当たり的対応ではなくしっかりと想定、対応せねばなるまいが、この平和ボケ民族に出来るのか。取り敢えずテレビを消して本を読もう。2022/07/01