内容説明
75年目の真実!政治・経済・宗教―誰が世界を操っていたのか、誰がソ連と中国を作ったのか。
目次
第1章 誰が戦後の歴史を作ったのか
第2章 赤い中国と北朝鮮を作ったアメリカ
第3章 冷戦後の災いを巻き起こしたネオコン=干渉主義者
第4章 戦後経済の正体
第5章 世界は宗教が撹乱する
第6章 世界史に学ぶ日本の問題
著者等紹介
宮崎正弘[ミヤザキマサヒロ]
評論家。1946年、金沢生まれ、早稲田大学中退。日本学生新聞編集長などを経て『もうひとつの資源戦争』(講談社、1982)で論壇へ。中国ウォッチャーとして多くの著作がある。『中華帝国の野望』など5冊が中国語訳された。著書には歴史物も多い
渡辺惣樹[ワタナベソウキ]
日本近現代史研究家。北米在住。1954年静岡県下田市出身。77年東京大学経済学部卒業。30年にわたり米国・カナダでビジネスに従事。米英史料を広く狩猟し、日本開国以来の日米関係を新たな視点でとらえた著作が高く評価される。著書に『日米衝突の萌芽1898‐1918』(第22回山本七平賞奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tamami
13
宮崎、渡辺という、歴史修正主義の立場に立つ二人の対談本。「本書の第一のテーマはマルクス主義歴史観による戦後史解釈を根底から糺すことにある」と「まえがき」にあり、問題意識は明確である。「歴史」というと、日本史や世界史の教科書をまず思い浮かべる。戦後75年、現代史に関しても多くの新事実が発掘される中で、世界の政治・経済・宗教がどのような経緯を辿って現在に至ったか、「教科書史観」に捉われることなく、様々な視点から考えることが大切と思う。混迷を深める世界の行く末を考え、今何をなすべきかを示すヒントもそこにある。2020/05/16
Nori
2
米·民主党がどれほど出鱈目か。また、日経の1/19の記事では旧民主党の残骸立憲民主党の支持率は5.5%→2.5%と初期の消費税より低いwww、これ程支持率が低い現状から目を背け、野党第一党だと偉そうに、いい気なものです。第6章だけでも読む意味があると思う。村上春樹は読む気にならないし、トランプや既存マスメディアへの評価は同意します。2023/01/22
ぱぱみんと
1
これは面白かった。戦後の歴史は大きな誤解に満ちている。私たちの物の見方が、いかに大きくプロパガンダに左右されてきたのかもよくわかりました。ルーズベルトとチャーチルの罪は大きいのですね。外交のあり方についても考えさせられました。2020/09/19
ながまさ
1
教科書、日本のメディアでは語られることのない事象。改めて、一元的な情報の跋扈の危険性を感じた。2020/09/13
カナッパ、ユイッパ
1
(★3.8) タイトルは少々大袈裟です。誤解を招く表現ですね。「正体」は示されていません。また、対談本で紙面の制約もあり、どうしても深い内容に踏み込んでいませんし、散文的な内容に終始しています。本書でも紹介されているフーバー大統領の「裏切られた自由」を読まれた方が記憶を整理するのに役立つと思います。また、本書で紹介されている新たな歴史書へと広がりが期待できます。2020/05/24