内容説明
通貨はどこから来て、どこへ行くのか。主要国は通貨、株価、財政、銀行の4大危機に直面する!過剰なペーパーマネーが金融危機を起こして暴落する。そのとき金融資産を守る術はあるのか。
目次
第1章 中世の偽金づくりに似たペーパーマネーの変遷
第2章 中央銀行の負債であるペーパーマネー
第3章 財政破産を先送りし、円安と貧困を招いた異次元緩和
第4章 中央銀行設立から見る米ドル基軸への展開
第5章 独立戦争、FRB創設、ブレトンウッズ協定までの米ドル
第6章 FRBが反ゴールドキャンペーンを行った26年
第7章 中央銀行のマネー増発と金融資産の高騰
第8章 中国は問題解決のため新人民元創設に向かう
著者等紹介
吉田繁治[ヨシダシゲハル]
1972年、東京大学卒業(専攻フランス哲学)。流通業勤務のあと経営と情報システムのコンサルタント。87年に店舗統合管理システムと受発注ネットワークのグランドデザイン。経営、業務、システムの指導。95年~2000年は旧通産省の公募における情報システムの公募で4つのシステムを受託し、開発。2000年、インターネットで論考の提供を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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T坊主
15
忙しくすべては読まなかった。1.円はドル基軸体制を忠実に支えてきた。そうだよね、日本はアメリカの属国、金づるみたいなものだものね。2. 50%の円安は国民を50%貧乏にした。3.期待金利が3&以上上がると1000兆円の国債が17%下落。4.著者は日本の財政破産は7割の確率と、でも国の終わりではなく、新たな始まり。4.財政破綻に備えて”金とスイスフラン”を買っておけと金ETFもよいと。破綻した露機は金は急騰して4-5-倍になると。そうならないように願いたいが。5.その前に円の長期金利が1-2-3%と上がる。2020/11/29
mazda
10
MMTは徴税権を盾にいくらお金を増やしてもOK、というロジックのようですが、この点については筆者同様私も厳しいのかな、と思います。徴税については、国会が承認しないと増減できないからです。インフレは国の借金が目減りするので見えない課税ということも言っていますが、一般市民にとってもデフレよりはインフレの方がいいと思いますが…。給料が増えずに物価だけがあがるインフレだとダメですけど…。2020/12/16