内容説明
米中新冷戦の大敗北は始まりにすぎない!1989年6月4日―国民に銃を突きつけたあの日に決まった、“限界国家”中国を襲う「暗黒の未来」
目次
第1章 誰も見抜けなかった天安門事件「失敗の本質」(1989年4月15日から運命の6月4日まで;「中国と中国共産党は変わるはずだ」という“幻想” ほか)
第2章 世界中に“悪”が飛び火した「ポスト1989」の現実(経済大国化した中国に対する媚びへつらいの始まり;民主化運動リーダーになりすます共産党のスパイ ほか)
第3章 周辺を静かに飲み込む差別、弾圧激化という「悪夢」(中国の「外」は、中国の「内」にどのような影響を与えているのか?;中国共産党の狙いは若者たちの参政権剥奪 ほか)
第4章 豊かになればなるほど生きづらくなる「逆説の未来」(なぜか富裕層と下層の人たちが支える一党独裁体制;リアル社会に巣食う「クレイジー・リッチ!」な人たち ほか)
第5章 30年前に決まっていた米中新冷戦「敗北」という結末(2018年に始まった天安門事件の“変奏曲”;貿易戦争やむなしで一致した共和党と民主党 ほか)
著者等紹介
陳破空[チンハクウ]
1963年、四川省三台県生まれ。湖南大学、同済大学に学ぶ。85年、胡耀防総書記に政治改革を直訴し、翌年、上海での民主化組織の立ち上げに関与するなど、中国の民主化運動をリード。87年、広州の中山大学経済学部助教授。89年、天安門事件に呼応し、広州での民主化運動をリーダーとして主導。同年及び93年に投獄され、計4年半に及ぶ獄中生活を送る。96年、アメリカに亡命。その後、コロンビア大学大学院にて経済学修士号を取得。現在、政治評論家としてラジオ・テレビなど、さまざまなメディアで中国政治・経済・社会の分析を行う
高口康太[タカグチコウタ]
ジャーナリスト、翻訳家。1976年生まれ。千葉大学人文社会科学研究科(博士課程)単位取得退学。中国をフィールドの中心に雑誌・ウェブメディアに寄稿する他、独自の切り口から中国・新興国を論じるニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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