内容説明
中国共産党と闘い続けた経験と知識、独自の情報網で、日本人が知らない“一党独裁体制”が終わらないワケをグローバルな視点から解き明かす、まったく新しい中国論!
目次
はじめに 「強大」なのに「荒廃」した祖国を冷静に見る
第1章 習近平は本当に「19大」で勝利を収めたのか?―習家軍台頭、面従腹背、太子党消滅
第2章 人民はなぜ共産党を支持しているのか?―功利主義、ノスタルジー、習近平変節
第3章 中国の民主化運動はなぜ失敗を繰り返すのか?―ダライ・ラマ効果、ジャッキー・チェン、劉暁波殺害
第4章 海外の中国人はなぜ母国に声を上げないのか?―離間の計、海亀派、郭文貴
第5章 “崩壊しない中国”は果たしてどこへ向かうのか?―働きアリ企業、鉄飯碗、間違いだらけの新中国観
おわりに 私が今なお闘い続ける本当の理由
著者等紹介
陳破空[チンハクウ]
1963年、四川省三台県生まれ。湖南大学、同済大学に学ぶ。85年、胡耀邦総書記に政治改革を直訴し、翌年、上海での民主化組織の立ち上げに関与するなど、中国の民主化運動をリード。87年、広州の中山大学経済学部助教授。89年、天安門事件に呼応し、広州での民主化運動をリーダーとして主導。同年及び93年に投獄され、計4年半に及ぶ獄中生活を送る。96年、アメリカに亡命。その後、コロンビア大学大学院にて経済学修士号を取得。政治評論家としてラジオ・テレビなど、さまざまなメディアで中国政治・経済・社会の分析を行う
高口康太[タカグチコウタ]
ジャーナリスト、翻訳家。1976年生まれ。千葉大学人文社会科学研究科(博士課程)単位取得退学。中国をフィールドの中心に『週刊東洋経済』『Wedge』『ニューズウィーク日本版』『日経ビジネスONLINE』などの雑誌・ウェブメディアに寄稿する他、独自の切り口から中国・新興国を論じるニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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makio37
Huuro
中林助手2