内容説明
習近平がひた隠す大失敗の「一帯一路」。GDP世界第5位に転落、マイナス成長、外貨準備高ゼロ。
目次
プロローグ―世界「連鎖地獄」の危機
第1章 「債務爆発」という悪夢(粉飾の「バベルの塔経済」が崩壊する;経済改革失敗で北朝鮮と戦争をする)
第2章 習近平がひた隠す「一帯一路は大失敗」
第3章 国内開発プロジェクトも支離滅裂
第4章 権力闘争とは利権争奪戦でもある
第5章 中東、中南米、アフリカでも止まらない「反中国感情」(中国を凌駕する魑魅魍魎の中東情勢;中南米、アフリカをめぐる暗闘)
エピローグ―日本を間接侵略せよ
著者等紹介
宮崎正弘[ミヤザキマサヒロ]
評論家。1946年金沢生まれ。早稲田大学中退。「日本学生新聞」編集長、雑誌『浪曼』企画室長を経て、貿易会社を経営。82年『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇へ。国際政治、経済などをテーマに独自の取材で情報を解析する評論を展開。中国ウォッチャーとして知られ、全省にわたり取材活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hdo obata
11
この本を買ってから二ヶ月ばかり「積読」の状態であった。少し読書の「旬」の時期を外してしまったが、「お花畑の日本人よ、現実を見よ。北海道の土地をいつの間にか買い占めている中国資本、押し寄せる?経済難民を警戒せよ。アメリカに併合されてしまったハワイの轍を踏むな!北海道、沖縄、対馬あやゆし!」と著者が言っているような気がした。 2018/03/03
takashi
1
数字が桁外れ、思考も桁外れなせいでしょうか。この先に何が起きるかという問題もあれば、すでに『粉飾経済で壊死状態』とあるような、悪夢もたくさんあります。 そして『世界連鎖地獄の危機』が見えて来ます。用意周到な計画ではないのに、自力では止まれそうにない国の偉大な復興とか、軍を世界一流にするなどと言われても誰も耳を貸さないわけです。 真剣にやればやるほど最後の一手は見つけにくく、待った無しの世界がその先に広がります。 普段から中国に興味がない方でも、中国経済から世界を、またその逆を読むのに今は好機。2017/12/28