内容説明
繁栄vs.衰亡という行く末はすでに150年前に決していた!中国と韓国が未だに近代化できない本当の理由!日中韓が未来永劫わかり合えない理由を歴史的大局から読み解く!
目次
第1章 国の雛型がちがう日本と中国
第2章 庶民が主役をつとめた黄金の徳川時代
第3章 文明開化は日本には必要なかった
第4章 なぜ中国は反省できないのか?
第5章 中華思想、中華文明のおおいなる弊害
第6章 明治維新の犠牲となったものとは何か?
第7章 和の日本と心なき中国
著者等紹介
加瀬英明[カセヒデアキ]
1936年、東京生まれ。評論家。慶應大学経済学部卒業後、エール大学、コロンビア大学に学ぶ。『ブリタニカ国際大百科事典』初代編集長を経て、評論家として活動
石平[セキヘイ]
拓殖大学客員教授。1962年、中国四川省成都市生まれ。80年、北京大学哲学部に入学後、中国民主化運動に傾倒。84年、同大学を卒業後、四川大学講師を経て、88年に来日。95年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程を修了し、民間研究機関に勤務。2002年より執筆活動に入り、07年に日本国籍を取得。14年『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP新書)で第23回山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hk
14
「昼御飯、妻はセレブで、俺セルフ」 本書で最も心の琴線に触れたフレーズだ。5,7,5の川柳に現代サラリーマンの悲哀が見事に投影されている。 閑話休題。 本書を捲りながら、最近他の書籍で読んだ「本当に自信がなければ謙虚になれない」という文言を想起していた。古より日本人には舶来の優れたモノは優れたモノとして素直に受け入れる豊穣な包容力が備わっている。中国人が自分たちは世界の中心であり、随一の文明を有しているという根拠なき自己幻想にひたり、外来のモノを拒絶してきたのと対極のスタンスだ。思うに、この日本人の寛容さ2017/10/10
dahatake
1
日本の文化を西洋と中国・韓国と比較して、ある種短絡的に良さを述べている。 日本は天皇制と政治の実行体が別で、権威と権力を分散してる。市民のための政治を意識しやすいが、自分だけが文明国で他は野蛮と位置づける中華思想では権威と権威者のためとなりやすい。そのため全部取り換えを繰り返す。 日本は太平洋の島国同様の海の国。他の良いものを取り入れ取り込む。西欧や中国は陸の国で他は認めない。だから、資本主義などの政治体制やユダヤ教・キリスト教・イスラム教同士も揉める。 そういう考え方を知っておくことは大事だと思う。2022/11/04
■TERU■
1
対談本なのですらすら読めました。 日本は、中国の文化の良き所は採用しダメな部分は排除してきた独自の文化で発展してきた国です。 つくづく日本って日本人で良かったと思う。 学校で教える歴史に疑問を持たなければならないと思う。 自分で調べて色んな意見を取り入れて真実を知る。 とても大事だと思う。2019/11/03
江口怜那
1
納得もあれば、疑問もある。 この手の本は、書いている人が頭が良い分、自分でよく調べ考えないと流されてしまう。2017/09/04