内容説明
“実用性”と“教養”が他の言葉より段違いに高い。イメージが面白くて音のキレがよくテンポがいいので、一度読むだけで頭の中に意味がスーッと入ってくる。2000年以上にわたる叡智が凝縮されている。簡潔なやり取りが必要なSNSとの相性も非常にいい。心の中で読むだけで、気持ちが落ち着く。あなたの日本語はもっともっと美しくなる!秒速で知性が高まり、教養が広がる齋藤流面白くて奥が深い最強の四字熟語活用術!
目次
第1章 感情表現が豊かになる四字熟語
第2章 書き方話し方がシンプルになる四字熟語
第3章 人間の本質を鋭く見抜く四字熟語
第4章 仕事のレベルが1段上がる四字熟語
第5章 世の中の現実を巧みに表す四字熟語
第6章 心と脳がフッと安らぐ魂の四字熟語
巻末補足 シチュエーション別超実践的言い換え表現
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくる。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導、TBSテレビ「情報7daysニュースキャスター」等、TVコメンテーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yanae
44
「すぐ使える」というタイトルにひかれて手に取りました。ただ、読んでみると、すぐ使えるというよりは、四字熟語の辞典の感じ。四字熟語の意味や由来が説明してあるもの。一通り読んだけど、なかなか頭には残らないかなぁ(>_<)でも、所々のコラムは面白くて、例えばお相撲さんが昇進したときに、どんな四字熟語使ったとか書いてあり、フムフム楽しみました。2017/05/15
hk
18
「小人閑居して不善を為すと言いますからな。貧乏暇なし。仕事に忙殺されているぐらいで私なんぞは丁度いいようです。このまま馬齢を重ねて酔生夢死と相成りますか。ハッハッハッ」といった小粋な言い回しが出来るようになりたい。いささか芝居がかっていてもたまにはやってみたい。 ところが情緒のあるフレーズが日本から年々歳々失われている。これを有為転変や諸行無常だといって片づけるのは容易い。 だが本当にそれでいいのだろうか? 本書は日本の情緒を漂わしながらも実践的な四字熟語を厳選している。少しずつでも語彙を蓄えていきたい。2018/06/10
hk
17
【何度も読み返したい一冊】かつて語彙には理解可能語彙とリアル使用可能語彙の二つの属性しか存在しなかった。だがネットタイピングが黎明から隆盛期に入ると、「ネット使用可能語彙」という新機軸語彙が産声をあげたのだ。ネット使用可能語彙とは手書きではとてもとても書けないのに、ネットタイピング様の変換技術を拝借することで立て板に水スラスラと書けてしまう難解な言語だ。例えば「備前の奸臣・宇喜多直家は邂逅もあって戦国の梟雄とうたわれるまでになった」といった風に、まず鉛筆では心と筆が折れてしまう込み入った漢字語句である。2017/05/20
Wisteria
4
分かりやすい!でも私がすぐ使えるとは思えないなぁ。間違って使うのが怖いから。使わないと忘れもするんだけど。サラッと的確に口から出てきたらカッコイイ!2019/03/20
saru
0
この本に限らず、四字熟語を簡単に眺められる本があるといい。 現実➡︎竜頭蛇尾、唯々諾々、右顧左眄、内憂外患 憧れ➡︎融通無碍、泰然自若、馬耳東風、飛耳長目、巧遅拙速、快刀乱麻、一気呵成、知行合一、旗幟鮮明、明鏡止水、気宇壮大、晴耕雨読… かなり欲張り2018/05/19