目次
第1章 中国人だからわかる中国人の哀しい本質
第2章 中国人だからわかる中国社会の根深い病根
第3章 中国人だからわかる一党独裁の乱れた深層
第4章 中国人だからわかる間違いだらけの売国外交
第5章 中国人だからわかる“帝国自壊”のシグナル
第6章 中国人だからわかる呪縛と革命の2000年史
第7章 中国人だからわかる“人治”政治の副作用
第8章 中国人だからわかる中国の不透明な未来
著者等紹介
陳破空[チンハクウ]
1963年、四川省三台県生まれ。湖南大学、同済大学に学ぶ。85年、胡耀邦総書記に政治改革を直訴し、翌年、上海での民主化組織の立ち上げに関与するなど、中国の民主化運動をリード。87年、広州の中山大学経済学部助教授に就任。89年、天安門事件に呼応し、広州での民主化運動をリーダーとして主導。同年及び93年に投獄され、計4年半に及ぶ獄中生活を送る。96年、アメリカに亡命。その後、コロンビア大学大学院にて経済学修士号を取得。現在、政治評論家としてラジオ・テレビなど、さまざまなメディアで中国政治・経済・社会の分析を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lila Eule
7
訳のわからぬ中国がようやくわかった。先進文化は紀元前に生まれた資産だけらしい。始皇帝が破壊して以降2千年、尊崇の念を抱けるものはなく、全体主義と独裁政治による分裂、滅亡、復活の繰り返しだそうだ。ヘーゲルは、「中国の歴史とは本質的には歴史でなく」君主の入れ替わりにすぎず、「いかなる進歩も生まれることはない」としたそうだ。共産党は歴史を捏造して言論封殺し、ファシズムとして専制支配と。人民解放軍ではなく人民制圧軍、共産党ではなくて独占党だ。その残忍非道は「天の理が許さぬ」と期待するしかないらしい。悲惨。2017/04/08
ハザマー
1
長い歴史と人民性がなす一党独裁政治、権力の移動に怯えている富豪達、民主化への道は厳しいはずだ。2018/02/06
ナナミ
0
中国人出なくてよかった。読み終わったあとの率直な気持ち。しかし、当の中国人は知らないんだろう。国が隠しているから。当たり前なことが国によって違う。よくこんなことを長い間続けてるなあと思う。日本も問題なくはないが、誰でも権利と自由があるし、何でも知ることができる。今の時代、国外へ出ている人からも情報はいるし、ネットも規制してもしきれないし、体制を維持するのはかなり、難しいのでは?2017/03/23