内容説明
山本五十六は謀殺された!?真珠湾奇襲攻撃を成功に導いた日本人スパイの暗闘とは?
目次
第1部 日本軍快進撃の終焉(スパイ「森村正」の孤独な戦い―ハワイ真珠湾奇襲攻撃を支えた日本軍スパイ;「アイ・シャル・リターン」の置き土産―マッカーサー司令部が確立した連合軍の諜報網;珊瑚海海戦の勝者―米軍に漏れていた日本の「MO作戦」計画;米軍が手にした情報戦の勝利―ミッドウェー海戦はなぜ完敗したのか;盗まれた零戦の機密―強敵「零戦」の秘密を解明した米軍)
第2部 開始された米軍の反攻作戦(連合軍が布いた残置諜者網―米軍上陸前夜に消えたガ島の現地住民;伊一号潜水艦撃事件―ガ島撤退作戦の陰で繰り広げられた海中の暗号書争奪戦;ダンピール海峡の悲劇―米軍に読まれた日本軍船団の行動;海軍甲事件と「ヤマモト・ミッション」―ヤマモト機を撃ち落とせ!山本五十六将機墜落の真相)
第3部 日本軍の敗走(海軍乙事件―フィリピン・ゲリラの捕虜になった連合艦隊参謀長;台湾沖航空戦―レイテ戦に大軍を投入させた幻の大勝利;伊五八潜水艦の完勝―原爆搭載艦「インディアナポリス」の轟沈)
著者等紹介
平塚柾緒[ヒラツカマサオ]
1937年茨城県生まれ。取材・執筆・編集グループである太平洋戦争研究会、近現代フォトライブラリー主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
22
パールハーバーを望む和風飲み屋から船を記録、ナハボ族を利用した暗号通信、その後の独立にもつながら現地ゲリラを活用した機密文書の回収と分析、日本も頑張っていたが、米国は一枚、二枚上手、日本海軍は見てくれの評価は高いが実際、暗号傍受やスパイ活動に関するかぎりは日本陸軍の方がレベルが高かった。そういえば、横須賀軍港近くのショッピングモールで湾内を望める中華料理屋があったのだが大丈夫なのだろうか。衛星写真とは違う横から見て得られる情報は思いのほか豊富だから注意しないといけない。2021/08/21