内容説明
現場崩壊の危機を救え!三菱自工、東芝、シャープだけでない!「自己満足のたこつぼ」に篭って世間の動き、現場とは関係なく上司、同僚の顔色ばかり窺っている企業のなんと多いことか!毎日お追従ばかりで過ごし、仕事は職長・組長・班長に任せっきり、もしくは下請にマル投げが実態の現場に喝!
目次
序章 トヨタ方式の土台にある思想
第1章 「トヨタ方式」の正しい理解のために
第2章 「自働化」とは何か?
第3章 「ジャスト・イン・タイム」とは何か?
第4章 在庫はどこにできるのか
第5章 「改善」とは何か?
第6章 「トヨタ方式」進化の過程
第7章 これからのものづくりはどうすべきか
著者等紹介
田中正知[タナカマサトモ]
ものつくり大学名誉教授。株式会社Jコスト研究所代表。元・トヨタ生産調査部部長。東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研究員。1941年生まれ。67年名古屋大学大学院工学研究科航空学コース修士課程修了後、トヨタ自動車工業株式会社入社。入社以来35年間、常に現場でものづくりに携わり、「トヨタ生産方式」を体系化した大野耐一氏ほか先達の薫陶を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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JNTEST23
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「トヨタ方式」とは現場においては「自動化」で品質(Q) を確保して、「Just In Time」でLead-Time(D)を短縮すれば儲け(C)は後から付いてくる。最初から儲け(C)を追えば、品質(Q)も納期(D)も逃げていく。ということらしい。 開発や製造としては、どうしても自分のバッファを持つためリードタイムを長く確保しようとするが、H/WでもS/Wでも品質を保ちながら納期を短くすることを追求すべきだと思った。アマゾンみたいに納期にこだわっていくと全体に波及していくのだろう。2017/04/25