内容説明
隠された「真実」を科学の目で暴く!!気鋭の物理学者が、批判的思考で事件、事故の「謎」に迫る。
著者等紹介
下條竜夫[ゲジョウタツオ]
兵庫県立大学理学部准教授。理学博士。専門は原子分子物理、物理化学。1964年、東京生まれ。1987年、早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。チューリッヒ大学物理化学研究所、分子科学研究所を経て、兵庫県立大准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TETSUYA
5
1-4章までが特に面白い。福島に最終処分施設、いわゆる原発のトイレを作るために、汚染具合を過大に喧伝した。本当にそれ狙いだったとしたら、恐ろしいこと。2018/04/20
lastsamurai
4
なんとなくのマスコミの情報を信じてしまっているが、科学的な分析でみえていない真実があることがわかった。”スタップ細胞はない”、”スタップ現象はある”は興味深い。2016/03/12
qsan
4
科学的な観点からいくつかの事件に対する見解を述べた本で、とても面白く読みました。温暖化は本当にあるのか?、とか福知山線脱線事故の本当の原因は?とか等々。いずれにしても、日本のメディアがこういった見解があることを報道することを怠っている、ということが最大の問題だと思います。2016/03/08
Kentaro
3
ダイジェスト版からの要約 小保方晴子氏が作成した緑色に光る小さな細胞(これがとりあえずSTAP細胞)は本当に存在する。多能性細胞に特異的な遺伝子Oct4という遺伝子の発現がオンになると、この緑色蛍光タンパク質が蛍光を発する。マスコミは死にかけた細胞の発光を見間違えたとするが、ネイチャーに掲載された写真には、ES細胞とは大きさがちがう緑に発色するSTAP細胞が、確かに映像として写っている。彼女が、このGPF発現現象を中心に論文にしておけば、小保方晴子問題も起きなかったのではないかというのが著者の見方である。2018/04/11
takucyan1103
3
私は現在、大学に勤務し、その仕事の一環で教養教育の改革について議論している。そのため、教育に関する文章をいろいろ読む。2018/01/25