内容説明
「一帯一路」とAIIBで中国が勝つ。人民元、中国株を買うべきだ。注目の中国銘柄32。
目次
第1章 今こそ人民元・中国株、中国金を買うべき(中国の株はどん底の今が買い時;1人民元=20円の時代 ほか)
第2章 中国が目指す新しい世界(ユーラシア大陸の時代が到来する;AIIBで中国、アラブ、欧州がつながる ほか)
第3章 「一帯一路」で世界は大きく動く(広大な砂漠でも、水さえあれば人は生きていける;日本企業の海水真水化プラント ほか)
第4章 南沙諸島をめぐる紛争の火種(中国が南沙諸島での実行支配を着々と進めている;南沙諸島はもともと各国の主張がぶつかり合う紛争地域だ ほか)
第5章 欧州とアジアをつなぐアラブ、イスラム教徒の底力(副島隆彦のイラン、ドバイ探訪記;遊牧民が築いた帝国 ほか)
巻末付録 主要な中国株の代表的銘柄32
著者等紹介
副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
1953年福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授などを歴任。政治思想、法制度論、経済分析、社会時評などの分野で、評論家として活動。副島国家戦略研究所(SNSI)を主宰し、日本初の民間人国家戦略家として研究、執筆、講演活動を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中峰和
4
嫌韓嫌中が跋扈する日本で、ここまで愛中を露骨に書き連ねる著者のへそ曲がりな性格に敬服する。徹底した米国批判は変わらず、タイトルも「中国、アラブ、欧州が手を結び」とある。つまり、ユーラシアの国々がアメリカ一国と対峙し、そのわがままな専横に反旗を翻そうと呼びかける書。好き勝手に日本を従属させ、世界を操るアメリカに対抗できるのは中国しかないという現実。尖閣問題を誇張し安保法制で日米同盟強化を目論む安倍政権。国民にもう少し知性があれば、中国や韓国との友好を主張する政党を選び、日本の安全が保障される日が来るだろう。2016/01/12
yuui02
4
南シナ海の領土問題は第二次大戦後、マレーシアとフィリピンの独立前は英米の問題だった。ジョン・フォスター・ダレス国務長官(当時)がわざと領土領海問題がおこるのがわかっていて、わざと放置。独立後宗主国英米の主張をそれぞれが引き継いだ。その後中国がそこに割って入る。中国だけではなく、中国よりも早くベトナムやフィリピンも拡張工事をやっている。中国だけが問題なのではない。AIIBや南シナ海問題の報道は日本では意図的にネガティブな情報中心になっているので信用できない。AIIBは裏に英国の金融資本家がいる。2015/08/04
MICKE
3
今回はわりと読みやすかった。海水を真水化して砂漠を緑にするというのはすごいなあ、2015/09/12
九曜紋
3
「共産党一党独裁の中国はやがて内部崩壊する」、このような考えを持つ人は「反共右翼」だと著者はいう。中国はこの先もどんどん繁栄する、それが「預言者・副島隆彦」の見解だ。簡単に同意はできないが、この人の著作を読むのはやめられない。この感覚には既視感がある。そう、「ノストラダムスの大予言」で一世を風靡した五島勉だ。五島勉の予言は幸いにも外れたが、果たして副島隆彦はどうだろうか?2015/08/02
乾良人(カムイ)
3
副島さんの政治・経済予測本の最新刊。このシリーズ本の特長としては、情勢の先読みに優れているところ。副島氏は多くの事象の中から、本当に必要な情報を掬い上げてくる能力に長けていると思います。つまり直感力の精度が高くなるのは、日頃から常にアンテナを張り巡らせながら、世界情勢の流れを分析し続けているからなんですね。2015/07/26