内容説明
一瞬の判断が生死を分ける宇宙で生き抜くために、優先すべきことは何なのか?先を見越して的確な判断(状況認識)をする人に仕事は任せられる!等身大の宇宙飛行士の姿を描く!
目次
第1章 宇宙飛行士に求められる6つの管理能力(意思決定;状況認識;コミュニケーション;ワークロード管理;リーダーシップ;指揮命令)
第2章 宇宙飛行士の掟(行動的な指針;精神的な指針)
第3章 宇宙飛行士にみる能力の磨き方(知識と技量を身につける訓練;チーム行動能力を高める訓練;インストラクターを育てる)
第4章 チーム力を高めるコツ(良好なコミュニケーションのコツ;ストレス耐性を高めるコツ;チームの総合力を高めるコツ)
第5章 有人宇宙飛行のリスクと覚悟(有人宇宙飛行のリスクを知ること;リスクへの心構え)
著者等紹介
山口孝夫[ヤマグチタカオ]
JAXA有人宇宙ミッション本部宇宙環境利用センター/計画マネジャー、博士(心理学)。日本大学理工学部機械工学科航空宇宙工学コースを卒業。日本大学大学院文学研究科心理学専攻博士前期/後期課程にて心理学を学び、博士号(心理学)取得。1987年、宇宙航空研究開発機構(当時は宇宙開発事業団)に入社。入社以来、一貫して、国際宇宙ステーション計画に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨクト
16
JAXAで宇宙飛行士に技術支援を行ってきた著者による宇宙飛行士に必要な能力について書かれた本。たしかに我々がイメージするとおりのスーパーマンが宇宙飛行士なのだろう。でも、それは特に変わった能力や突出した能力があるわけではなくて、人として当たり前のことを当たり前にできること、それが誰もができそうでできていない宇宙飛行士にとって大切な能力なのだ。宇宙飛行士は肯定の表現として「YES」「NO」ではなく、「Affrmative」「Negative」を使うことを初めて知った。2014/05/25
しょ
0
宇宙飛行士の自伝、ではなく、それを支える側から見た宇宙飛行士が身につけるべきこといろいろ。命懸けでない職場でも使える心がけとか。2014/11/29