内容説明
連続放火事件によって私は自らの命よりも大切な妻と娘を失った。その犯人は死刑ではなく、無期懲役の判決を受けた…地獄を味わった男は、日本の司法制度に疑問を持ち、現在、バイクで全国行脚をしながら署名活動を行っている。妻子の無念をはらし、自らの魂の救済のために行動する男の心の軌跡。
目次
第1章 妻と娘の命は犯罪者に奪われた(判決の朝;国が守るのは犯罪者の権利だけなのか ほか)
第2章 愛する国、日本で悲劇が起こった(長女・美由紀の陳述書より;一人生き残って… ほか)
第3章 司法は、国は、被害者の味方ではないのか(なぜ、被害者の私が疑われなければいけないのか;被害者に追い討ちをかけるひどい仕打ち ほか)
第4章 終身刑の設立を目指し、全国を巡る旅は続く(私のやるべきことが決まった;どうしたら再犯罪を防ぐことができるのか ほか)
著者等紹介
アルベルト,ストッキ[アルベルト,ストッキ][Alberto,Stucki]
1955年イタリア生まれ。1975年、剣道の修業のため来日。1年で帰国するつもりが剣道の魅力に取り付かれ、語学教師、建築資材の輸入業などを営みながら日本に定住。1983年、日本人女性と結婚。ふたりの娘をもうけ、幸せな日々を送っていたが、2004年5月、引越しの前日、連続放火魔により自宅を放火され、妻と次女の命を奪われる。犯人に下された判決は無期懲役。以降、終身刑の創設を目標に2005年からバイクで日本全国を回っている。現在も署名活動や講演のために全国を走り回っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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