内容説明
窮地の「やずや」を救った、顧客ポートフォリオ術を公開。
目次
第1章 マーケティングの常識を疑え(あなたが持っているバケツには、穴があいている;「新規客獲得」の難しさ ほか)
第2章 顧客ポートフォリオでお客様の心をつかめ!(顧客ポートフォリオ明細票をつくる;顧客ポートフォリオ集計表をつくる ほか)
第3章 グラフとデータを読みこなせ!(自社の姿を読み取り、問題点を探る;「初回離脱の谷」に落ちると、フォローしてもムダ ほか)
第4章 「絆」経営で自社も顧客も育成(先代社長の遺志を継いで;売上が落ちても打つ手がない! ほか)
附章 自社のボーダーラインを決めるための「Q&A」(無料サンプル請求者以外は、すべてポートフォリオの対象になる;最初の3ヶ月で徹底的にコンタクトをとることが重要 ほか)
著者等紹介
橋本陽輔[ハシモトヨウスケ]
ダイレクトマーケティング専門のコンサルティング会社勤務後に独立。その後、国内大手の教育会社をはじめ、中小企業のマーケティング・アドバイザーとして活動を開始する。現在は、健康通販で有数の企業である、やずやの大番頭・西野博道氏が開発した顧客ポートフォリオ理論を普及する「リピート顧客倍増実践会」の立ち上げに参画し、多くの企業に顧客のリピートを促進する方法を啓蒙している。最先端のヒーリング手法であるエナジータッピングのコンテンツディレクターでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
赤ずきん
10
健康食品で有名なやずやのマーケティング手法に関する本。2008年の本にも関わらず、お客様さまを大切にする、という考え方は顧客育成そのもの。文章も読みやすく分かりやすい良書だった。 RFM分析における問題点、3次元で顧客を可視化するCPM分析(customer portfolio management)の考え方やバブルチャートでの時系列比較は眼からウロコの情報満載。本フレームワークを活用し、ビジネスモデルの特徴を踏まえアレンジしつつ、自社の顧客を見える化していきたい。切り口として非常に参考になった。2020/05/18
ラテちゃん
9
お仕事本3金儲けの匂い😁ここまでノウハウ教えてくれるの?って感じ。2021/01/18
みぎつた
3
61冊目。 同僚に薦められて読んだ。一世を風靡した(らしい)マーケティング理論「やずやモデル」の解説書である。顧客ポートフォリオマネジメント(CPM)によって、顧客の変化をみていくというのは面白い。現代でいうN=1分析の礎になっている様子。 これをサブスクリプションやデジタル時代にfitさせるのやってみたい。2019/10/18
とある
3
この本に書いてあるお客様との付き合い方はビジネスだけではなく、普段の生活や人間関係の中で応用が利くものであると思った。なぜならば、お客様に対する姿勢がただ買ってもらって終わり、利益が出れば良いというものではなく、ずっと一緒にお付き合いしたい、あなたと家族の様な関係になりたいと思いながら接するものだからであるる。目の前のお客様がただ単なるお客様ではなく、本当にずっと一緒にいたいと思ってもらえる様な、思える様な関係をお客様との間で結びたい。普段の人間関係の中で結びたい。2016/09/05
toriko
1
初めて読んだときからかなり時代が変わってしまったので、通用しなくなった部分もあるのだろうけれど、メールよりはがきでDMくるところのほうが利用率が高いことを考えると、未だに有効だと思う。何より考えがシンプルでわかりやすい。初回客にはアップセルしてはならない。高額サービス(引っ越しとか)はワンタイムの購入だけを考えがちだが、千円でもリピートできる構図をつくり、長期離脱客をなくすべき、などは記憶にとどめておきたい2022/08/02