肩をすくめるアトラス

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  • サイズ A5判/ページ数 1270/高さ 21cm
  • 商品コード 9784828411491
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

目次

第1部 矛盾律
第2部 二者択一
第3部 AはAである

著者等紹介

ランド,アイン[ランド,アイン][Rand,Ayn]
1905~82。アメリカの小説家、思想家。サンクトペテルブルクに生まれ、ロシア革命を経験するが、1926年に渡米。43年に個人主義をテーマにした小説『水源』を発表し注目を浴びる。57年に出版された『肩をすくめるアトラス』によって文名を確立。市場重視型の極端な資本主義論を展開し、70年代以降の政財界人にも影響を与えた。さらに、すべては合理的に実証できるとするオヴジェクティヴィズムを提唱し、若い読者を中心に支持を集めた。82年死去

脇坂あゆみ[ワキザカアユミ]
ジョージタウン大学外交学院修士課程修了。ウォールストリート・ジャーナル紙ワシントン支局、GEインターナショナル勤務をへて翻訳業に従事。現在は製薬会社でファイナンシャル・アナリスト
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月をみるもの

9
告白すれば全編を読み通してはいない。お盆休みなのだから寝っ転がって本を読む時間はそれなりにあったのだが、この重さの書物を頭上に保持しつつづける腕力がないのである。なので、まずはWikipedia と山形氏の書評(http://cruel.org/cut/cut200005.html )をチェックし、本書のエッセンスらしいゴールトの演説から後ろだけを読んだ。60年前の作品らしい古臭さが皆無とは言えないが、たいした違和感はない。「政治ぬきの自由市場は可能か?」って、いままさにあっちこっちで進行中の議論だし。 2017/08/14

渓流

9
分厚さに肩をすくめる。2016/08/09

むろ

7
日本人からしたら、考えられない話かもしれない。しかし、アメリカではこの本を支持する人が少なからず居るのも事実。私たちの社会は資本主義によって、自由競争社会が成り立っている。そして、現在TPPなどにより、その流れが加速しかけている。その状況が進むと、この本のような考え方が当たり前になる日も近いかもしれない。ただ1ついえるのは、アメリカの州では現にこの本のようなことがおき始めているということだ。2014/05/31

mitch

5
3部作で全部合わせて2000ページくらいあるけどなんとか読了。 アメリカ人が聖書の次に影響を受けたと言われる本。 シリコンバレーのような、アメリカの企業哲学や思想。価値観の源泉とも言われているらしい。 イノベーションを起こそうとする主人公たちと、それを悉く潰そうとする人たちの闘いを描いた本。 潰そうとするのは、努力もせずに規制によって自分の既得権益を守ろうとする人、技術やサービスではなくコネ・根回しで敵を排除しようとする人、平等・公平といった言葉を振りかざして頭一つ抜ける存在の出る杭を打とうとする人。2018/08/21

隠者

4
アメリカで聖書の次に読まれている本でアメリカ人の基本的な思想になっているとのことだそうで。この本自体は徹底して利他的な生き方を否定して利己的に生きろと説く。ただ、これはもう作者が元ロシア人ということもあり徹底した反共産主義という物。読んでて怒りを通り越して憎悪に近い物を感じるのでこれに感化されると歪むだろうと容易に想像がつく。というよりこれに感化されて拝金主義の結果中国にくっついてる辺り皮肉としか言いようがない。その結果が今のアメリカであり地獄。寄付してるからいいよねで稼げないやつが悪いで済ましてよくない2022/07/18

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