東京電力・帝国の暗黒

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  • サイズ B6判/ページ数 167p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822807535
  • NDC分類 540.921
  • Cコード C0036

内容説明

東京電力という巨大企業が抱える病理を丹念な取材で解き明かす。

目次

第1章 東電帝国炎上(炎上;失態続々;的中した武本和幸氏の警鐘;鳥の羽の謎)
第2章 隠蔽体質(被曝事故は闇から闇;隠し隠され―平井証言;臨界事故)
第3章 雲上の闘争(超優良企業;温かい会社の奥の院)
第4章 暗闘と暗躍(剛腕次官との暗闘;労使両輪体制;東電流アメとムチ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねええちゃんvol.2

4
★★★★★ 2007年の本。東電の隠蔽体質、原子力ムラの実態。 原発反対派の集会では車のナンバーをチェック、選挙のときは反対派候補に接触したヒトをチェック、東電がらみの記事が載った雑誌や週刊誌はムラの中では買い占められていて買えない。 「○○県のチベット」と呼ばれるような過疎化した海沿いの町は東電のターゲットとなる。2012/01/06

街のくまさん

4
東電の体質がよくわかる。誰も責任をとろうとしない。問題が起きても改善されない。トラブルは下請けに処理させる。天災による事故が起きれば想定外で片づける。今の福島第一原発の問題は起きるべきして起きた問題と思わせる。東電社長は自殺未遂をしたようだが、死ぬつもりがあるなら福島で陣頭指揮を取るべきである。本人は運が悪かったと思っているのかもしれないが、誰も同情しない。第3号炉はプルトニウムが使用されているそうである。これが爆発すれば周囲は皆肺がんで死ぬことになる。2011/03/26

whatchamacallit

3
大手メディアが取り上げない事案の真実を信念を持って追求するフリージャーナリストの存在がありがたい。

Humbaba

2
東京電力は非常に大きな企業である.しかし,大企業で要られた理由は,素晴らしい企業だったからであるとは限らない.それよりも地域独占して競争のない企業であったということが大きな原因である.外部との競争が無いからこそ,官僚的な派閥争いが過激化し,本当に大切なところに注意が払われなくなっただろう.2011/10/19

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