内容説明
デザインを活用してビジネスを革新する経営者26人が登場。
目次
巻頭インタビュー クオンタムリープ代表取締役ソニーアドバイザリーボード議長・井出伸之「経営者自身がブランドやデザインの価値をもっと意識する必要がある」
第1章 メーカー編(エステー社長・鈴木喬「デザインは社長にしか決められない」;ダイソン創業者チーフエンジニア・ジェームズ・ダイソン「デザインとエンジニアリングに境界なし」 ほか)
第2章 ファッション・製造小売り編(三宅一生「再び世界へ!日本のモノ作りがやるべきこと」;タビオ社長・越智勝寛「商品の良さをきちんと伝えないといけない」 ほか)
第3章 サービス・広告編(スマイルズ社長・遠山正道「経営者にとって最低限のたしなみ」;星野リゾート社長・星野佳路「本音のぶつけ合いで理想の空間を生む」 ほか)
第4章 中小・地方企業、農業編(マルモ印刷代表・奥田章雄「自分たちの技術を生かしてモノ作りに乗り出す」;マルハン取締役・若林均「自分の娘に向けた、雑貨店で売れる緑茶」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カエル子
1
結局トップダウンなんだよ…って話だと面白くないな、と思っていたのですが、“ロングセラーブランドになる芽は、消費者自身が気づかない潜在的なニーズにある”ってことに気づいている重役が社内にいるってことが大事で、だからこそ素敵なUXデザインをなし得るってことが、多数の事例とともに紹介されています。単純に売れ筋商品の舞台裏を覗き見させてもらうような気持ちで読んでおくと良いでしょう。2011/06/06
nari
0
製品や広告、店舗などのデザインは、企業の顔であり、アイデンティティでもある。だから経営者もデザイニングに関わるべきである。という主旨で、多業種のトップにインタビューしたものが本書である。デザインの最終決定の段階ではなくて、プランニングの段階から端的にでも関わりを持てば、経営者の理念や目指す方向性をデザインに漏れなくダイレクトに盛り込むことができる。なるほど、納得。2016/02/18
ura2wa
0
デザインは大事だなぁ。2014/04/27
てぶくろ
0
★★★☆☆ デザインに力を入れるいくつもの会社の社長の意見がわかる。エステーは佐藤オオキさんの著書でも読んだことがあったので、両面から見れておもしろかった。ひかり味噌も。2014/04/12
海老庵
0
狭義のプロダクトデザインから踏み込んだ広義のデザインとしてのユーザーエクスペリエンスやライフスタイルデザインは、企業・ブランドとしてのビジョンと共にトップダウン、もしくはトップの深い理解と共に成されなければならないという事が理解できる。マーケティングの面から考えてもトップがデザインについてどれだけ関心を持ち理解しているかによって打ち手が変わってくるので、ビジョン策定の時点でデザイン戦略も同時に考えなくてはならない。2013/08/15