内容説明
なぜパーソナルデータ活用で事件が頻発するのか。個人情報とパーソナルデータの違いとは。プライバシー影響評価とは何か。購買履歴、クッキー、端末ID、位置情報…、扱いはどうなる?ビッグデータ活用に必須の「新ビジネス常識」をこの一冊で理解。
目次
第1章 プライバシー保護がビッグデータビジネスを促進する
第2章 パーソナルデータ、個人情報、プライバシーの関係を理解する
第3章 プライバシー保護の基本を理解する
第4章 米国で高まる規制強化の機運
第5章 欧州連合(EU)のルールは世界を席巻するか
第6章 日本の制度改正のゆくえ
第7章 同意と選択で消費者の信頼を獲得する
第8章 プライバシー影響評価(PIA)でパーソナルデータ利用の道を切り開く
第9章 パーソナルデータ活用とプライバシー保護の展望
著者等紹介
小林慎太郎[コバヤシシンタロウ]
株式会社野村総合研究所ICT・メディア産業コンサルティング部兼未来創発センター上級コンサルタント。1995年に早稲田大学理工学研究科を修了し、同年、野村総合研究所入社。2004年カーネギーメロン大学公共政策・経営修了、専門はICT公共政策・経営。現在は、官公庁や情報・通信業界における調査・コンサルティングに従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Book Lover Mr.Garakuta
9
比較的解り易いと思うが、矢張蔵書として読みたい。2019/12/01
m1104m
3
個人情報保護の観点からの取り扱いについての教科書。 取り扱いじゃなくてとうゆうデータをどう料理するかの教科書かと思ってたのでそこはザンネン!2015/05/05
Kentaro
1
ビックデータとして、消費者の購買履歴を蓄積し、消費行動を分析し、消費者の行動形態に適したライフスタイルを提案する等を実施しようとするときに、そのパーソナルデータを収集し、解析し活用するためには法律的にはどういうプロセスを経なければならないのか、また、プライバシーを守るためにはどういうプロセスでどのような許諾を得ればよいのかであったり、まさしくこれからのデジタル化の時代に必要なパーソナルデータの管理のあり方を易しく解説した一冊でした。2017/04/10
笠井康平
1
読みやすい2016/05/07
海千山千
1
ビックデータの活用をするにあたって個人情報保護の重要性を説いている。 日本の法整備がまだ進んでいない中で、データを売買する市場も存在している。自分のライフデータを企業側に知られないように生活することは、WEBとつながり、リアルでもポイントで行動を把握されている現代では不可能に近い。 企業側としては、法に則って消費者のためにどのようにマーケティングデータを活かすかという姿勢が重要ではないかと思う。 2015/08/18