BRIDGING ブリッジング―創造的チームの仕事術

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BRIDGING ブリッジング―創造的チームの仕事術

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784822200749
  • NDC分類 336.3
  • Cコード C0034

出版社内容情報

新規事業に人材を集めて「プロジェクトをデザインする」という観点から、ものづくりの在り方、参画・貢献するための働き方を解説新規事業に人材を集めて「プロジェクトをデザインする」という観点から、ものづくりの在り方、参画・貢献するための働き方を解説

市場や社会にインパクトを与える新しいモノやサービスを生み出すためには、これまでに基盤を築いてきた企業あるいは自治体と、様々な才能を持つ外部の専門家が適切にチームを組み、創造性を存分に発揮できるようにプロセスを踏む必要があります。
その時に、組織の立場で関わる人材と独立した立場で関わる人材、組織と社内外の個人の間に生まれがちな「谷間(溝)」に橋を架ける意識や、その役割となる人材を重視して臨まないと、せっかく投じる経営リソースを生かせないまま終わってしまいます。
本書では、新規事業のために特別に人材を集めて「ブリッジング」という観点から、これからのものづくりの在り方や進め方、そこに参画・貢献するための働き方を解説します。


◆主な内容
1章 クリエイターがもたらすもの ?組織に創造性を招くために
2章 マインドセットをデザインする ?プロジェクトのあるべき姿を考える
3章 チームをデザインする ?どう編成し、どう運営するか?
4章 オーダーをデザインする ?何を、誰に、どのように依頼するのか?
5章 マネーのデザイン ?お金の稼ぎ方、かけ方

序章 プロジェクトをデザインしよう
 ◇「目には見えない部分」をデザインする
  ●成功体験に縛られた組織
  ●プロジェクトの定義

1章 クリエイターがもたらすもの ?組織に創造性を招くために
 1-1 「クリエイター」「クリエイティブ」とは?
  ●クリエイターはこだわりを仕事に込める
  ●クリエイティブという価値
  ●日本が誇るあまたの才能を生かそう
 1-2 なぜ「クリエイター」がプロジェクトに必要なのか?
  ●イノベーションはクリエイターありき
  ●「餅は餅屋」に限る
  ●組織の外へと橋を架ける
 1-3 クリエイティブが稼ぎの柱になる
  ●無形の資産がものを言う
  ●「見かけ」だけがクリエイティブじゃない
  ●クリエイティブはニーズにフォーカスする
  ●無形の価値を信じ事業に変革をもたらす
 1-4 ブリッジングプロジェクトの3つの効果
  (1)プロセス ? “共に学ぶ”効果
  (2)コモンセンス ? “常識”が入ってくる効果
  (3)カルチャー ? 染み付いた“文化”を変える効果
  ●インハウスクリエイターこそブリッジパーソンとなれ
1-5 “クリエイター怖い”あるある
  ●あり得ない金額の請求が来た!!
  ●役員プレゼンなのにサンダル?
  ●まだアイデアが降りてきませんか……?
  ●こ、これは……いったい何ですか?!
1-6. あなた自身にもたらされる効果
  ●組織と自分の仕事の関係を再定義
  ●少しくらい組織内で浮いたっていい!

2章 マインドセットをデザインする ?プロジェクトのあるべき姿を考える
 2-1 何を目指すかを考え抜き、「言葉」にする
  ●動機が弱いと一丸になれない
  ●言葉は強力な推進力をもつ
 2-2 マインドセットの本質
  ●第一に「ヴィジョン/ミッション/コンセプト」を
 2-3 コンセプトの整理
  ●「定義」をそろえる
  ●共通のこだわりを探し出す
 2-4 ヴィジョンのつくり方
  ●現実から離れて「大きな絵」を描く
  ●組織や市場における位置づけが大切
  ●面白いかどうか、それが問題だ
  ●“近くて遠い人”がリトマス試験紙になる
 2-5 ミッションのつくり方
  ●具体的に数字で設定する
  ●ミッションを分解して道筋にする
  ●ヴィジョンとミッションのしびれるカクテル
 2-6 プロジェクトをデザイするための3つの心得
  (1)「チームのデザイン」に取り組む前に
  ・好き嫌いに流されない
  ・やりやすさだけでなく、挑戦を共有する
  (2)「オーダーのデザイン」に取り組む前に
  ・「重要な情報」こそ外部と共有する
  ・与件を要件として整理する
  (3)「マネーのデザイン」に取り組む前に
  ・クリエイティブを給与で換算しない
  ・時間はクリエイターの重要な資源

3章 チームをデザインする ?どう編成し、どう運営するか?
 3-1 「チーム編成」をデザインする(組織内)
  (1)チームのサイズは小さく始める
  (2)多様なチームメンバー
  (3)未経験者の混在
 3-2 組織の体制とチームの関係づくり
  ●指示系統の外側に置く
  ●最終決裁者との距離を縮める
  ●よき理解者を増やしていく
 3-3 「チーム運営」をデザインする
  (1)ファシリテーション
  (2)マルチリーダーシップ
  (3)コラボレーション環境
 3-4 行き詰まりを解消するヒント
  (1)組織内外の視点や評価を活用する
  (2)「証拠書類」を共有する
  (3)賽を投げられた状態をつくる

4章 オーダーをデザインする ?何を、誰に、どのように依頼するのか?
 4-1 クリエイターに何を求めるのか
  (1)インハウスの領域も対象にする
  (2)見えないもの・測れないものも対象にする
  (3)経験のない業務も対象にする
  ●異なるジャンルの成功例から探る
 4-2 イニシャルか、ランニングか
 4-3 どの「範囲」を頼むのか
  (1)業務内容のうち、どの範囲か
  ・組織とクリエイターの線引き
  ・プロセスでの線引き
  ・予算での線引き
  (2)時間軸のうち、どの範囲か
 4-4 誰に頼むのか
  (1)パートナーの探し方
  ・専門誌やクリエイターファイルなどのメディアから探し出す
  ・ビジネスの成功事例、ヒット作から探し出す
  ・複数候補へのヒアリングから探し出す
  ・著名なクリエイターから探し出す
  ・コンペで探し出す
  (2)依頼先の確定に向けて
 4-5 どのように頼むのか
  〔1〕モチベーションの視点
  ・クリエイターの次の挑戦として
  ・クリエイター間のコラボレーションとして
  ・ソーシャルな活動として
  〔2〕インセンティブの視点
  ・事業性に関わる情報の共有
  ・長期的なブランディングのなかでの共有
  ・成果を共有する契約
  ・リスクの共有を前提とするオプション
 4-6 依頼におけるプロジェクトデザイナーの役割

5章 マネーのデザイン ?お金の稼ぎ方、かけ方
 5-1 「お金の稼ぎ方」を広げよう
  (1)「パーソナライズ」に向き合う
  (2)「リスク」に向き合う
  (3)稼ぐ/稼がない、その線引きを疑う
  ・稼がない「公共」が変わってきた
  ・地域のプレイヤーが台頭してきた
  ・そして稼がない「者」が稼ぐ時代に
 5-2 「お金のかけ方」のデザイン
  (1)予算配分の点検
  (2)アウトプットの評価の点検
  (3)コミュニケーションロスの点検
 5-3 そして、まだ物語は続く

広瀬 郁[ヒロセ イク]

内容説明

「プロジェクトデザイン」であなたの働き方は変わる。ホテルCLASKA、LOFT & fab、横浜スタジアム+B、ヤフー新オフィス、超福祉展、渋谷キャストなど。企業や行政との協働から生まれた実践的解説書。

目次

序章 プロジェクトをデザインしよう
1章 クリエイターがもたらすもの―組織に創造性を招くために
2章 マインドセットをデザインする―プロジェクトのあるべき姿を考える
3章 チームをデザインする―どう編成し、どう運営するか?
4章 オーダーをデザインする―何を、誰に、どのように依頼するのか?
5章 マネーのデザイン―お金の稼ぎ方、かけ方

著者等紹介

広瀬郁[ヒロセイク]
株式会社トーン&マター代表。プロジェクトデザイナー。1973年東京生まれ。建築学を専攻後、経営コンサルティングファーム、不動産ディベロッパーに勤務し、2008年に独立。企業・行政などの「組織」と、才能ある「個人」をつなぎ、新奇性の高い多様なプロジェクトに参画中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Monty

2
ダメなプロジェクトの在り方が正に自社および自身と見事なまでにマッチしてた…ビッグワードが飛び交うからこそ、その認識合わせ、バリューを突き詰める重要性を痛感。2024/02/23

omoshirooooooku

0
図書館で何となく手に取ったモノですが、現在の自分には悪くなかった。 自分の言動と裏付けとなるネタを少し得られた気がする。2017/07/24

momoi1523

0
「プロジェクトデザイン」。あらゆるプロジェクトには進め方・チーム・予算がある。それらをベストな状況にするためにデザインする。とても重要なこと。意識を持って今後取り組みたい。2020/09/04

くに1973

0
クリエイティブには、 正当な対価が必要。 アフターコロナの時代に、 クリエイターが不当なダンピングに 合わないことを切に願う。2020/05/14

ダナヲ

0
とてもとても示唆に富む良書だった!!新規事業やプロジェクトデザインとかだけじゃなく、ぜんぶのあらゆる仕事に通じる考え方だし、求められる付加価値だと思う。広瀬郁さんの考えにもっと触れてみたい。話せる機会があればなあ!広瀬さんと話してみたい。2019/05/29

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