内容説明
一見「いい人」、実は「邪悪な人」から見を守る方法！ウソつき、冷酷、無責任…。「あの人たち」の困った行動には、隠れた理由があった！人格障害・性障害ハンドブック。
目次
「危険な性格」とのつきあい方
突発的にキレてしまう人
平気でウソをつく人
心に敵意を隠しもつ人
周囲を一人でかき乱す人
異様にまとわりつく人
密室で暴力をふるう人
感情の一部が通じない人
何かにとりつかれた人
自分の性格に苦しむ人
テロの匂いがする人
「衝動」という魔は誰の心にもひそむ
著者等紹介
小田晋［オダススム］
１９３３年、大阪生まれ。医学博士。岡山大学医学部、東京医科歯科大学大学院（神経精神医学専攻）を経て、１９７７年より筑波大学社会医学系教授に。９７年３月、長年勤めた筑波大学を退官、同年４月より国際医療福祉大学教授となり現在にいたる。専攻は、社会精神病理学および犯罪病理学。精神医学の立場から、現代が抱えている多くの社会問題に実践的に取り組んでいる
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感想・レビュー
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yamakujira
6
精神病の入門書。センセーショナルな書名に反して、内容は精神病の分類にすぎない。「平気でウソをつく人」「周囲を一人でかきまわす人」「テロの匂いがする人」など症例をパターン化して解説する。数値的な分析を使いにくい精神病は、専門医でも診断が異なることが多いらしい。ということは、正常か異常か、個性か病的かの境界が曖昧なのか。患者の犯罪に対する法的整備が必要だと痛感するね。依存性人格障害は日本人においては障害ではない、って指摘はおもしろい。「ＮＯと言えない日本人」の原因がよくわかる。 （★★☆☆☆）2015/10/19
