内容説明
デフレとは何か。日本の失われた20年とともにあったデフレーション現象を経済学的・理論的考究、企業や組織の適応行動、不況下の思想など、さまざまな視点から論じる。
目次
第1部 デフレーションの経済学と思想(貿易自由化と「輸入デフレ」―日本は「輸入デフレ」になり得るか;デフレ下日本の経済構想―オルターナティブの素描;ウィリアム・モリスの「社会主義」)
第2部 デフレーションへの適応と展望(デフレ経済下の東急ハンズ―出店戦略の転換と新業態の模索;地方都市における宿泊業のデフレ経済への対応;地方の路線バス運賃のデフレ基調とそれに伴う諸問題;任せることの難しさ―官民協働の現場における人々の取り組み;デフレとエネルギー問題)