内容説明
看護・介護の重労働業務を、ロボットで置換することに問題はないのか?認知症高齢者が事故を起こした場合、誰が賠償責任を負うのか?社会保障費増大で国民の負担増が避けられなくなる日本において、尊厳死、安楽死の議論をすることは倫理的に許されるか?など、基本的なテーマから倫理を考える…4テーマ、時事・社会的なテーマから倫理を考える…12テーマ、実践的テーマから倫理を考える…8テーマについて、それぞれのエキスパートが倫理的に思索。事例中心で考える看護倫理書では味わえない発想の妙、思索の妙が堪能できる!
目次
看護師にとって、倫理を考え教育するとはどういうことか?
ナラティブ・ベイスド・ナーシングの倫理的価値を考えてみよう。
医療は人間の幸福にどれくらい寄与できるのだろうか?
医療専門職のプロであるとは、どういうことか?
救急車の有料化案に至った患者の倫理観の変遷について考えてみよう。
女優アンジェリーナ・ジョリーの予防的乳腺切除についてどう考えるか?
スマホのLINEアプリ(以下、LINE)を使って多職種間で業務上の申し送りややり取りをすることは、倫理的に問題はないのか?
ツイッターで看護学生が解剖画像をアップし、退学となった事例を元に、医療者の倫理教育を考えてみよう。
看護・介護の重労働業務を、ロボットで置換することに問題はないのか?
高齢出産希望者に対して出生前診断を行うことはよいことか?染色体異常があった時の選択的中絶と、一般的な人工妊娠中絶に違いはあるのか?〔ほか〕
著者等紹介
浅井篤[アサイアツシ]
東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学専攻公共健康医学講座医療倫理学分野教授。1962年生まれ。1999年モナッシュ大学大学院人文科学科生命倫理学修士課程修了。熊本大学大学院生命科学研究部生命倫理学分野教授等を経て現職
大北全俊[オオキタタケトシ]
東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学専攻公共健康医学講座医療倫理学分野助教。1974年生まれ。2002年大阪大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。2004年同博士号取得。大阪大学大学院文学研究科臨床哲学研究室助教等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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