内容説明
TQM(総合的品質管理)とは、顧客が要求している品質・サービスについて、良いものを、安く、早く、安全に、楽に作り出すために、全員参加でQC手法を使って継続的改善を行う経営手法のことである。しかし、TQMは大企業が行うもので、中堅・中小企業が取り組むには時間も資金も余裕もない、しかもTQMはわかりにくいという声も聞かれる。本書は、中堅企業の経営者として、これまでTQM、ISO9000、ISO14000、TPMなどの経営手法を実践して成果を上げた著者が、継続的改善と品質レベルアップをはかる方針管理のやり方をはじめ、問題解決能力と人材育成の方法からTQMとISO9000の効果的な進め方まで、品質とコストに着目して儲かるTQMのノウハウをわかりやすく実例をもとに語っている。
目次
第1章 改善があたり前の企業体質をつくる
第2章 経営ツールとしてのTQMの活用
第3章 継続的改善に必要な考え方と手法
第4章 「方針管理」による継続的改善
第5章 継続的改善で品質レベルアップ
第6章 問題解決能力のレベルアップ
第7章 QCサークルによる問題解決能力の向上
第8章 TQM、TPM、ISOの整合による効率化