教科書に書かれなかった戦争<br> わたしは誰の子?―父を捜し求める日系二世オランダ人たち

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教科書に書かれなかった戦争
わたしは誰の子?―父を捜し求める日系二世オランダ人たち

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  • サイズ A5判/ページ数 179p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784816606113
  • NDC分類 369.44
  • Cコード C0022

内容説明

クラウディーネとナニー、そしてモリーは、第二次大戦中日本軍の占領下にあった「蘭印」(現インドネシア)で、日本人の父と蘭印系オランダ人(インドネシア人とオランダ人の混血)の母から生まれた。父とは戦後すぐ生き別れとなり、そののち母に連れられて見知らぬ祖国・オランダに渡る。彼女たちは、本当の父の、愛情はおろか存在すらも知らないまま育った。しかも、日本軍収容所体験者からは「敵の子」として蔑視されてきた。1990年前後、3人は自分が半分日本人であることを明らかにして、本当の父親を捜し始めた。「わたしは一体誰の子なのか」、「私は望まれて生まれた子か」、「父はどんな人だったのか」、「父は母を愛していたか」、さまざまな疑問が頭の中を駆け巡る…。本書は、人間としての存在価値を求めて苦悩する彼女たちの、心の旅の記録である。

目次

第1章 モリーの物語(モリーの父が見つかる;声の初対面、そして初の文通 ほか)
第2章 ナニーの物語(見知らぬ日本のお父さんへ;トラウマ(精神的外傷)の治療 ほか)
第3章 クラウディーネ・マサコ、そして母(母は“慰安婦”にされるのを免れた;父親捜し、あきらめない)
第4章 半分日本人でよかった(ナニー、二度目の訪日;半分日本人であることの誇り ほか)
第5章 オランダからのチューリップ

著者等紹介

葉子・ハュス‐綿貫[ヨウコハュスワタヌキ]
1959年大分県生まれ。九州大学医療技術短期大学部看護学科及び京都府立保健婦専門学校卒業。85年から2年間、青年海外協力隊・保健婦隊員としてガーナ共和国に赴任。88年結婚、90年からオランダ人の夫とオランダのレンクムに住む。二人の娘の母。特別養護老人ホーム勤務ののち、現在訪問介護・看護に従事する。そのかたわら、94年より日系二世オランダ人のために翻訳・通訳などの奉仕活動に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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及川まゆみ

4
再読。蘭印(オランダ領インドネシア)での、日本人男性と蘭印系オランダ人(インドネシア人とオランダ人の混血)の母のもとに生まれた子供たちの人生が書かれている。日本人の父を探す3人の女性が紹介される。それにしても「敵の子」と見られ、哀れな幼少期を送っている。皆それぞれ大変な育ちをしているが、ナニーは本当に可哀想だ。蘭印での子供たちの話はこの本で初めて知ったが、こういう話は今後風化されていくのかと思うと心が痛む。戦争があるとこういう話は多いと思う。風化させない為にも多くの人に知ってほしい本である。2023/08/19

桐一葉

1
図書館。この歴史的事実を初めて知った。けど、やっぱりどんな状況でも人がいれば、愛し合う人たちがいて命が宿る。それは揺るぎないことなんやなと感じた。ナニーの境遇に心が痛んだ。幸せなことももちろんたくさんあるやろうけど、幼い頃理不尽なことに振り回されて辛かったやろうなぁと。人のあたたかい気持ちを踏みにじり、悪用したものが戦争やと改めて思った。犠牲になるのはいつも一市民。2015/10/21

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