出版社内容情報
日韓の研究者と市民運動家が、はじめてともにつくるジェンダーの視点による近現代史
●日韓同時刊行!本書の編纂委員会は、2001年の秋以来、日本と韓国で交互に公開シンポジウムと会議をひらき、議論を重ねてきました。編集は、「国家」をこえ、ジェンダー・マイノリティーの視点に立つものです。これまでの日本と韓国のかかわりを見直し、市民の新たな歴史をつくっていくことをめざします。歴史を自己の問題としてとらえた女性たちの意欲的な試みです。
1 日本帝国主義の拡張と「韓国併合」
2 3・1運動と社会運動の展開
3 日本帝国主義期民衆生活の変化
4 戦時動員と日本軍「慰安婦」
5 敗戦と朝鮮半島分断、朝鮮戦争
6 ウーマン・リヴと社会運動
7 女性運動と女性国際戦犯法廷
本書は日韓の女性たちが初めて、ともにつくった近現代史書です。日本と韓国は海を挟んでむきあい、長い交流の歴史があります。しかし、近代の日韓の関係は日本の植民地支配にはじまり、韓国の人びとを戦争にまきこみ、癒しがたい傷を残しました。この本がめざしたのは、ジェンダーの視点から過去をみなおし、歴史体験を共有することです。
そしてドのようにして戦争のない未来をつくっていくか、若い世代とともに考えたいのです。
●写真を多く載せ(180点余)ビジュアルなものに
しました。
●コラムをつけて内容の充実をはかりました。
●多くの参考文献を紹介し、年表を添付しました。
◎高校、大学などで討論の材料として使ってください。
内容説明
本書は日韓の女性たちが初めて、ともにつくった近現代史書です。日本と韓国は海を挟んでむかいあい、長い交流の歴史があります。しかし、近代の日韓の関係は日本の植民地支配にはじまり、韓国の人びとを戦争にまきこみ、癒しがたい傷を残しました。この本がめざしたのは、ジェンダーの視点から過去をとらえなおし、歴史的体験を共有することです。そして、どのようにして戦争のない未来をつくっていくか、若い世代とともに考えたいのです。
目次
第1章 日本帝国主義の拡張と「韓国併合」(韓国強占)
第2章 3・1独立運動と社会運動の展開
第3章 日本帝国主義期民衆生活の変化
第4章 戦時動員と日本軍「慰安婦」
第5章 日本敗戦と朝鮮半島分断・朝鮮戦争
第6章 ウーマン・リブと社会運動
第7章 女性運動と「女性国際戦犯法廷」