いちじくの木がたおれぼくの村が消えた―クルドの少年の物語

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いちじくの木がたおれぼくの村が消えた―クルドの少年の物語

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  • サイズ A5判/ページ数 95,5/高さ 21cm
  • 商品コード 9784816601033
  • NDC分類 949.33
  • Cコード C0098

内容説明

イラン・イラク戦争の終末前後にイラクの化学兵器による攻撃をうけ、子どもを含め多くの人たちが亡くなりました。本書が語るのは、この時おとなたちの闘いの犠牲になった一人の少年アラームの短い生涯です。クルドの人びとや作者ジャミル・シェイクリーさんの体験が重ねられ描かれています。

著者等紹介

シェイクリー,ジャミル[Shakely,Jamil]
1962年イラク北部のクルディスタンに生まれる。ジャーナリストとして活動していたが、1989年イラン・イラク戦争の末期にベルギーに亡命した。1993年『いちじくの木がたおれぼくの村が消えた―クルドの少年の物語』で児童文学作家としてデビュー。1996年、『ぼくの小さな村 ぼくの大すきな人たち』(くもん出版、1996)で、ベルギーのブッケンウェルペン賞を受賞した。現在アントウェルペン郊外の難民収容センターに勤務するかたわら、オランダ語で執筆を続けている

野坂悦子[ノザカエツコ]
1959年、東京に生まれる。早稲田大学で英文学専攻。翻訳家。現在、オランダ語、英語、フランス語の子どもの本の翻訳を手がける。おもな訳書に『マタビアは貝のおまもり』(岩波書店)『愛についてのちいさなおはなし』(小峰書店)『赤い糸のなぞ』(偕成社)『テーブルの下のアンネ』(くもん出版)『第八森の子どもたち』(福音館書店)

津田櫓冬[ツダロトウ]
1939年、京都府久美浜に生まれる。東京芸術大学工芸科卒業。著作・絵本に『トビウオのぼうやはびょうきです』(金の星社)『ちいさなちいさな駅長さんの話』(新日本出版社)『ハテルマシキナ』(かど創房)『狼森と笊森、盗森』(ほるぷ出版)『クオ・ヴァディス』上、下(福音館書店)ほか多数
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ののまる

15
そしていまISと戦うクルド人。その狭間で、わけもわからないまま死んでいくのはアラームのような子どもたち。日本にもトルコからクルド人が難民として逃れてきているけれど、クルド人問題は存在しないとするトルコ政府との関係から難民認定をしない法務省。2016/10/17

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