「聖書」と「神話」の象徴図鑑―西洋美術のシンボルを読み解く オールカラー

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784816351334
  • NDC分類 723
  • Cコード C0570

内容説明

美の女神ウェヌスを取り巻く「バラ」、聖母マリアのもとに舞い降りる白い「鳩」、人物の心情や社会的地位を示す「色」…「目に見えない何か」を伝えるシンボルの数々を徹底解明。150点を超える名作をカラーで収録。

目次

1 宇宙・空間(世界―宗教観や芸術などで育まれた想像力がそのかたちを形成;太陽―地上を照らす眩い天の光 ほか)
2 自然(ユリ―聖母マリアの純潔を象徴する白い花;アイリス―「剣のユリ」とも呼ばれた、聖母マリアの悲しみを表わす花 ほか)
3 人間(神話の登場人物;聖書の登場人物 ほか)
4 時の移り変わり(生―死の影との対比で浮彫りになる生のはかなさ;死―避けられない宿命を迎えるために、どう生きるべきか ほか)
5 寓意・記号(徳―人間が正しく遵守すべき美徳と道徳に背く罪深い悪徳;夢―意識と無意識の境目で生まれる多様なヴィジョン ほか)

著者等紹介

岡田温司[オカダアツシ]
1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学大学院教授。西洋美術史・思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びっぐすとん

18
以前図書館で借りたアトリビュートの本が良かったので購入しようと探したが見つからなかったので似たような本を購入。こちらも面白い。絵には描いてある以上のメッセージが込められている。寓意を理解できたら絵画の楽しみは数倍に膨らむ。聖書や神話の理解にも繋がる。じっくり読むのを楽しみたい。でも本音は以前に借りた本の方が見易かったかな。2022/02/13

tama

11
仕方ないことだが絵が小さくて難儀した。後ろの方で「愚鈍」の象徴が出ていて「道化のような格好をした小太りの男」というのが、わが身を振り返って辛かった~2012/04/27

アンドエヴァー

8
こういう教養をもっと早く身に着けておきたかったよ。知識とは世界をもっとよく理解するための鍵だと思った。2015/05/05

すいれん

5
絵画や彫刻を読みとくツール。シンボルや色。旧約、新約聖書の大まかなながれと十二使徒の紹介図の集約っぷりが白眉。参考文献の本も読みたくなる。仏像の持物などの本は持っているけど、こういうのも手元に置いておきたい。あと頭にしっかり入れておきたい。2018/10/11

なおこっか

5
聖書画の中のアイコン辞書。シュロが殉教者のためのもの、放蕩息子のエピソードはイエスの例え話の一つ、というのは初耳。何事も一面ではなく、善悪の二面の意味を持つケースが多いが、ドラゴンがすっかり敵方と書かれているのが意外というか、得心できないというか。時系列と体系的な理解を求めようとすると、やや掘り浅くて物足りないが、絵画理解の入門としては見易い。2018/04/13

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