出版社内容情報
古代と近現代を一望におさめ、歴史を見通すために好適な観測地点たる中世――
本書は、邦語を中心とする基本的文献を紹介しながら、研究を方向づけてきた問題
意識の展開の中に位置づけることによって、研究の現在と読者を架橋するベーシッ
クな研究入門である。
目次:
第Ⅰ部 テーマ別の諸問題
第1章 中世初期の世界
第2章 封建社会
第3章 中世国家論
第4章 家族と血縁の紐帯
第5章 都市社会の諸相
第6章 教会と修道院
第7章 宗教運動と想像界
第8章 文化の位相
第9章 市場と交換
第10章 中世後期の社会と文化
第Ⅱ部 国・地域別の諸問題
第11章 イングランド他
第12章 フランス(含ベルギー)
第13章 ドイツ他
第14章 スペインとポルトガル
第15章 イタリア
第16章 スカンディナヴィア(含アイスランド)
第17章 東ヨーロッパ
第18章 ビザンツ帝国