SB新書<br> ルポ 定形外家族―わたしの家は「ふつう」じゃない

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ルポ 定形外家族―わたしの家は「ふつう」じゃない

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784815604240
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

東洋経済オンラインの人気連載
「おとなたちには、わからない。」書籍化企画!!

離婚家庭、同性カップル、非配偶者間人工授精(AID)など生殖医療で生まれた子……。
現代の家族の形は「多様化」しています。
父親と母親と子どもの組み合わせが「ふつう」だった時代は終わり。
では、それで生まれ育った子どもの気持ちはどうでしょうか?
本企画は両親の離婚、LGBT、虐待など
なかなか他人に話せないけれど、意外と当事者の多い問題について
かつての子どもだった当事者に取材をし、具体的な事例を紹介する一冊。

内容説明

多様化する家族の形「ふつう」とはなにか。家族の形はますます多様化している。では、そこで生まれ育った子どもたちはどのように感じて、日々を生きているのか。本書は、離婚・再婚家庭、シェアハウス育ち、両親が夫婦別姓、親がLGBT、養子、虐待、親が病気など、いわゆる「ふつう」とは少し違う家族や環境で育った当事者を取材、15のケースをまとめた一冊。

目次

第1章 「ふつうと違う」は不幸じゃない(ゲイの父親とパートナー―「おじいちゃんズ」が教えてくれた;夫婦別姓のためペーパー離婚―苗字が異なる両親に思うこと ほか)
第2章 親を背負う子ども(憧れだった父のアルコール依存―母は少しずつあきらめていった;統合失調症の母とふたり暮らし―母を捨てるという選択)
第3章 親と血縁がない(AID(提供精子を用いた人工授精)―親が隠すことの意味
46歳で「産院取り違え」発覚―実親を探し続ける ほか)
第4章 虐待、その後の人生(親からの「虐待の記憶」―複数の人格を統合するまで;性的虐待をしのぐための人格交代―トラウマ治療で得たもの ほか)
第5章 世間は関係ない(「共同保育」のシェアハウス―「沈没家族」で育った子ども;結婚撤回で初めて親を恨んだ―憎めなかった父、自由に生きる母へ ほか)

著者等紹介

大塚玲子[オオツカレイコ]
「定形外かぞく(家族のダイバーシティ)」代表。出版社、編集プロダクションを経て、ノンフィクションライターとして活動中。PTAなどの保護者組織や、多様化する家族を取材・執筆。東洋経済オンラインにて「おとなたちには、わからない。」好評連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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香菜子(かなこ・Kanako)

28
ルポ 定形外家族 わたしの家は「ふつう」じゃない。大塚玲子先生。定型家族、ふつうの家、そんな枠組みは現代社会に合っていません。配偶者間人工授精、非配偶者間人工授精、夫婦別姓、シングルマザーやシングルファーザー、養子縁組、精神疾患や虐待、LGBTなんていまや定形外でもなんでもなくて普通のこと。夫婦別姓や非婚家族のような定形外家族やふつうの家という言葉自体が早くなくなる社会になるべきです。2020/02/15

まゆまゆ

15
ふつうと違う形の家族は、不幸せ……という社会的通念が未だに蔓延る日本社会。みんなが普通を目指す社会よりも、普通ではなくても大丈夫な社会を目指すべき、としてマイノリティ家族の状況を紹介していく内容。子どもは親を選べないのだから、子どもがどう感じるかを一番に考えて行動することが求められるのは、普通かどうかは関係なく親に求められる大原則になるのはそのとおりと思う。2020/03/12

カッパ

12
様々な人のお話をまとめたような話。特別に医療や福祉の専門家というわけではないからか検討というか考察はもう少し読みたいなと思った。あくまでも私はですが。「ふつう」という言葉はあなたは特別ではないみたいで私は苦手なんですけど。「ふつう」じゃないと思われるのも辛い思いをするのかもしれません。まあ、ふつうが多数という意味ではつかってもよいでしょうけど。少なくても「かわいそう」とか自分の価値観を押し付けることはやめようと思って読みました。ふつうじゃないひとはこれから増えるでしょうから変わればと思います。2021/06/17

多津子

10
両親がいて血のつながった子供がいる。それが「普通」というのなら、それ以外の形は間違いなのか。様々な家庭環境の中で育った子供側のインタビュー。大人の事情で生活が変わるなら、きちんと説明して欲しかった。多くの子供はそれがしこりとなる。幸福や不幸は自分が決めるので、可哀想と決めつけないで欲しいと言う。大人になった当事者たちの言葉たち。2022/03/26

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

10
ふつう=多数派のように解されがちだけど、家族のふつうは多数派ではなくて戸籍制度的に望ましいもの。お国の望む家を構成する要素として家父長制とかが確立されたのは明治時代。一億総中流とかホワイトカラー化とか言われたけど統計的にはブルーカラーも1次産業従事者も両親が揃ってない家の比率も実は高かったと知って、国の思惑の「ふつう」に右往左往させられるのってバカみたい、と思ったのは何年前だったか。家族とは港。自分がここちよければ「ふつう」である必要などない。無理に枠に押し込めてきたことがほころんで色んな問題が起きている2020/02/26

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