食料需給と経済発展の諸相

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  • サイズ A5判/ページ数 242p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784811903378
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C3033

出版社内容情報

世界の食料需給動向やそれに直接間接に関わる経済発展の諸相を論じ、現代の食料危機解決を模索するうえでも基本的なキーポイントを提供している。

はしがき  山田 三郎
第1部 地域レベルの課題と展望
第1章 アジア農業の多様性の解明に向けて
    ─2冊の植民地米穀経済論再読─  原 洋之介
第2章 農業成長の多様性と食料需給の国際比較  劉 永鳳
第3章 東アジアフードシステムの新局面  下渡 敏治
第4章 東南アジア諸国における食料需給と食料安全保障 板垣 啓四郎
第2部 各国の事例研究
第5章 中国の食糧需給─コメを中心にして─  嘉数 啓
第6章 インドネシアの開発政策と投資分析 片岡 晴雄・上原 秀樹
第7章 タイの経済発展と成長パターンに関する一考察
    ─1960年代以降アジア通貨危機までの展開を中心に─ 上原 秀樹
第8章 タイにおける稲作技術の変化と農村変容
    ─ナコンナヨ県バンナ郡のケース─  半澤 和夫
第9章 カンボジアにおける灌漑インフラの問題点と改善の方向 山下 景秋
第10章 最貧困国における食料自給の課題と農業開発の方向性
    ─シエラレオネ国のコメを事例として─ 溝辺 哲男
第11章 内発的発展の担い手としてローカルNGOの可能性と限界
    ─ポスト構造調整期におけるメキシコ・オアハカ州の事例から─ 北野 収
あとがき  上原 秀樹・下渡 敏治・板垣 啓四郎
山田三郎の略歴
山田三郎の主な研究業績

目次

第1部 地域レベルの課題と展望(アジア農業の多様性の解明に向けて―2冊の植民地米穀経済論再読;農業成長の多様性と食料需給の国際比較;東アジアフードシステムの新局面;東南アジア諸国における食料需給と食料安全保障)
第2部 各国の事例研究(中国の食糧需給―コメを中心にして;インドネシアの開発政策と投資分析;タイの経済発展と成長パターンに関する一考察―1960年代以降アジア通貨危機までの展開を中心に;タイにおける稲作技術の変化と農村変容―ナコンナヨ県バンナ郡のケース;カンボジアにおける潅漑インフラの問題点と改善の方向;最貧困国における食料自給の課題と農業開発の方向性―シエラレオネ国のコメを事例として;内発的発展の担い手としてローカルNGOの可能性と限界―ポスト構造調整期におけるメキシコ・オアハカ州の事例から)

著者等紹介

山田三郎[ヤマダサブロウ]
東京大学名誉教授。東京大学大学院農業経済学専攻卒業(農学博士)。東京大学東洋文化研究所教授を経て日本大学農獣医学部教授を歴任

上原秀樹[ウエハラヒデキ]
明星大学教授。ハワイ大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(農学)。千葉大学教養部助教授、日本大学生物資源科学部教授を経て現職

下渡敏治[シモワタリトシハル]
日本大学教授。日本大学卒業(農学博士)。日本大学助手、講師、助教授を経て現職

板垣啓四郎[イタガキケイシロウ]
東京農業大学教授。東京農業大学卒業。博士(農業経済学)。東京農業大学助手、専任講師、助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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