出版社内容情報
西欧農村社会と対比しながらアジア4ヶ国1地域、韓国・中国・台湾・タイ・インドの農村の特徴を捉え、その発展方向を考えた。
はしがき(課題と章別構成)
第1章 国際化時代における韓国の農業・農政・農協
1 農家経済の動向と特徴
2 米の需給と価格・所得対策
3 国際化と韓国農政の新たな展開
4 農協の組織と流通問題
第2章 中国の「三農」問題と農業政策
1 はじめに
2 中国の農業問題の焦点の変化―食料問題から農業調整問題へ
3 糧食政策の動向
4 「退耕還林」政策の意義と限界
5 農業保護政策の動向
6 農業生産と農産物流通の組織化
第3章 台湾における農村政策の展開と産銷班
1 はじめに
2 食料政策の展開と農業近代化
3 農政の展開方向と農村発展
4 多彩な展開を見せる園芸
5 養豚(養豬)を核とする畜産
6 農畜産物流通と流通組織
7 おわりに
第4章 タイにおける農村開発とNGOの役割
1 はじめに
2 ナショナル・レベルにおけるNGO
3 ローカル・レベルにおけるNGO
4 おわりに
第5章 インド製糖協同組合と農村開発
1 はじめに
2 砂糖需要の増加と製糖産業
3 砂糖きび生産と製糖工場
4 砂糖産業における協同組合製糖工場の位置と特徴
5 砂糖きび価格と生産者農民
6 マハラシュトラ州の砂糖きび生産と製糖工場
7 旱魃常習地域の製糖協同組合発展の課題
8 おわりに
結章 アジア農村の発展方向と担い手
1 稲作社会からの脱却と多様な農業生産の育成
2 農地賃借と零細性克服の課題
3 食生活様式と農法転換の課題
4 新たな都市・農村の関係構築の課題
目次
第1章 国際化時代における韓国の農業・農政・農協
第2章 中国の「三農」問題と農業政策
第3章 台湾における農村政策の展開と産銷班
第4章 タイにおける農村開発とNGOの役割
第5章 インド製糖協同組合と農村開発
結章 アジア農村の発展方向と担い手
著者等紹介
久保田義喜[クボタヨシキ]
1935年長野県に生まれる。東京教育大学農学部卒業。東京大学大学院社会科学研究科農業経済学専攻博士課程修了。国立国会図書館を経て明治大学農学部へ。博士(農学)、前明治大学農学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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