出版社内容情報
中国では1990年代に入って金融システムの大幅な改革が進み、農村金融も大きな変化が生じた。本書では、社会主義市場経済体制の確立に伴い、中国農村金融の商業化と農村信用合作社の独立化、非制度化金融機関の農村合作基金会の設立など改革の過程と現状の問題点を詳述する
序
序章 研究課題の設定
第一章 中国農村協同組合金融を取り巻く環境の変遷
第二章 中国における農村信用合作社の体制と機能
第三章 中国における農村信用合作社の構造と変貌～吉林省公主嶺市農村信用合作連合社の事例を中心に～
第四章 中国における農村合作基金会の現状と機能
第五章 郷鎮における農村合作基金会の運営とその実態～吉林省公主嶺市南疔鎮の事例を中心に～
終章 総括と今後の課題
あとがき
内容説明
本論文では、新しい農村金融である農村合作基金会の現状と機能を分析している。また、日本型の総合農協がアジアの農村においてどのように位置づけられるのか、その機能と役割を比較検討することの重要性など、興味ある結論を引き出している。
目次
序章 研究課題の設定
第１章 中国農村協同組合金融を取り巻く環境の変遷
第２章 中国における農村信用合作社の体制と機能
第３章 中国における農村信用合作社の構造と変貌―吉林省公主嶺市農村信用合作連合社の事例を中心に
第４章 中国における農村合作基金会の現状と機能
第５章 郷鎮における農村合作基金会の運営とその実態―吉林省公主嶺市南疔子鎮の事例を中心に
終章 総括と今後の課題
