出版社内容情報
谷本 雄治[タニモト ユウジ]
著・文・その他
コハラ アキコ[コハラ アキコ]
イラスト
内容説明
家庭菜園に、網戸に、室内に…。気づけばそこにいる侵入者の言い分とは?
目次
1章 田畑でバッタリ(カメムシ―いまこそ汚名をそそぎたい!;コガネムシ―名は体を表さず;アブラムシ―葉上のプランクトン ほか)
2章 家でバッタリ(蚊―時差出勤のドラキュラ;ハエ―曲芸師のピカレスクロマン;カツオブシムシ―衣食足りて花を愛す ほか)
3章 レジャーでバッタリ(カバキコマチグモ―ちまき部屋で養うすねかじり;ムカデ「G」に照準の夜の狩人;スズメバチ―黒と黄色のだんだらライオン ほか)
著者等紹介
谷本雄治[タニモトユウジ]
プチ生物研究家・作家。1953年、名古屋市生まれ。田畑や雑木林の周辺に出没し、虫をはじめとする、てのひらサイズの身近な生きものとの対話を試みている。肩書きの「プチ」は、対象の大きさと、研究もどきをたしなむという意味から
コハラアキコ[コハラアキコ]
東京都生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。夫婦で爬虫類ショップ「レプタイルストア ガラパゴス」を運営し、オリジナルTシャツやグッズのデザインを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
96
虫嫌いの方は読まないほうがいいというより読まないと思うけれど。人の住んでいる近くで注意して探せば普通にいる虫ばかりだ。「虫がわく」という言葉のようにいいものという受けとめられかたされていない。ミミズ、バッタ、ナメクジ(私はこれだけは苦手だ)ワラジムシ、カメムシ他他。しかしこんな虫たちが陰ながら人のためになっていることも多い。一人でも多く虫嫌いを直さなくてもいいが、理解を深められたらいいなと感じた。図書館本2022/12/15
たまきら
40
虫好きにはしょせん共感できない「きらわれ虫」。ミミズコンポストを始めて1年。家で一つの循環する生態系を観察できるという至福よ…。色々な虫が発生するのも楽しくてたまりません。文章もイラストもとっても楽しかったです。2022/12/04
katsubek
29
なんとも興味深い書である。寝ているときにゴキブリに飛びつかれたことがある。同じく寝込みをムカデに襲われたことがある。このムカデは息子が飼っていたのが逃げ出したものだった。部屋のドアを開けた一瞬に首筋にムカデが落ちてきたこともあった。そう、原体験があった。小学生のころ、木登りしていて、右手を伸ばした指先に、ニュルっとした手触り。そのまま木から落ちた。手触りの正体は不明。とまあ、こういう経験をしても、何故か、「虫」を心底嫌えない。むしろ、好ましく思う。そんな人も、そうでない人も、楽しめるのが本書である。2022/10/12
アカツキ
12
嫌われがちな虫の生態をイラストと写真付きで紹介した本。虫嫌いなのに好奇心に駆られてつい読んでしまう。家庭菜園に現れる虫に何のかんの言いつつ著者はウキウキ。虫が苦手な私は早く殺しましょう、絶滅させましょうよと残酷なことを思ってしまう。家庭菜園の野菜は美味しくて好きだけど毎度潜んでいる虫にビビらされる…。写真は美術的に撮られていないので虫嫌いにはちょっと厳しいショットが多いけれど、ヒルの卵のように驚くような写真もあって良かった。あの卵からヒルが孵るなんて想像できないな。2022/09/17
クサバナリスト
10
ゲジゲジの正式な名称は、ゲジ。 パラパラ読み終えた。2022/12/04