内容説明
万葉集の和歌の背景をわかりやすいお話にして解説、代表的な歌を時代ごとに四つに分けて紹介する。第二巻では持統天皇、志貴皇子、柿本人麻呂等を収録。
目次
万葉集について(各巻の性質;歌の分類;歌の形;時代区分;主な華人(第二期)
反歌
当時の生活の様子
近江宮・近江遷都
行幸)
春過ぎて
大名児が
朝影に
石ばしる
さし鍋に
万葉秀歌
皇室系図
著者等紹介
根本浩[ネモトヒロシ]
文筆家、高校教師。1973年生まれ。茨城県出身。明治大学文学部卒。現在茨城県立水戸南高校に勤務。教育関係雑誌、週刊誌などでの執筆経験を経て、現在は書籍執筆・新聞連載を中心に行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
棕櫚木庵
21
第1巻と同じ構成で今回は第2期を扱う.「石ばしる・・・」は,中学校で習って好きになった歌の一つ.他にも,志貴皇子にいい歌が多かった.また,「・・・暁露に わが立ち濡れし」と「今日のみ見てや 雲隠れなむ」も学校で習って心に残った歌だが,この大津皇子の辞世の漢詩が『懐風藻』から引用されていた.『懐風藻』を順に読んだときには他の詩といっしょに読み流してしまったが,こうやって和歌と併せて読むと哀れ深い.24歳だったという.全体的に挽歌あるいはそれに類した歌が心に沁みた.コメントに歌を抜粋します. 2018/06/01
さらら
0
子ども向けなので、やさしい言葉で和歌とその歌の意味、どういう状況や気持ちで詠まれた歌なのかが載っています。イラストと合わせてみるととても面白いです。内容も結構詳しいので、万葉集の入門書としても非常にいい本ではないでしょうか。2011/08/29