内容説明
本書は、「合意を考える」と「合意形成に向けて」の2部構成となっている。その内容は、デモクラシーの本質を論ずるものから、人々の心の奥底に横たわる社会的心理を論ずるもの、そして現場で適用が始められている社会技術に基づいた努力を論ずるものまで多岐にわたっている。
目次
論説 二一世紀における合意形成の課題
1 合意を考える(同意形成は公的活動への参加のなかで;総論賛成・各論反対のジレンマ;アキレスと亀と信頼の醸成;多様な意見と社会の決定;コンフリクトの構図、切り口としてのゲーム理論)
2 合意形成に向けて(参加型意思決定プロセスとその技術;住民参加の心理学;リスクコミュニケーション;「まちづくり」の合意形成;社会資本整備の合意形成に向けて)