目次
第1部 教科の本質から迫るコンピテンシー・ベイスの授業づくり(総論―コンピテンシー・ベイスの教育と教科の本質;協働討議―コンテンツ、教科の本質、コンピテンシーが調和する教育をめざして)
第2部 各教科の本質とコンピテンシー・ベイスの授業づくり(国語科―「根拠・理由・主張の3点セット」で論理的思考力・表現力を育てる;社会科―多角的な見方・公正・民主主義;算数・数学科―算数・数学という文化を丁寧に受け継ぐ;理科―科学的探究の理解とそれを用いる能力;英語科―語学能力の育成から汎用能力の育成へ)
著者等紹介
奈須正裕[ナスマサヒロ]
上智大学教授。1961年徳島県生まれ。徳島大学教育学部卒、東京大学大学院教育学研究科博士課程を単位取得退学、博士(教育学)。神奈川大学助教授、国立教育研究所教育方法研究室長などを経て現職
江間史明[エマフミアキ]
山形大学教授。1960年静岡県生まれ。早稲田大学教育学部卒、東京大学大学院教育学研究科博士課程を単位取得退学。近畿大学講師、山形大学助教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぴー
4
新しいものは画期的なものとしていつの時代ももてはやされるが、良いものは残し、必要とあらば古いものを復活させることもまた、新しさだと思った。コンピテンシーのルーツと言えるホワイト氏提唱のコンピテンスの概念が興味深かった。2016/12/28
松村 英治
1
表紙は古臭いのに、内容は斬新な本だった。汎用的な能力と教科等の個別の知識・技能を結び付ける鍵としての教科の本質に着目し、主要教科についてそれぞれの専門家が意見を述べ、その章に対して、奈須先生と章の執筆者が対談で補説している。2015/12/13
いし
0
知識基盤社会からのさらなる成長を図るためにも、獲得した知識をどのように駆使して考えるかが今後の教科学習において最も重要な部分であると切に感じます。一つの学習にどっぷりつかりながらも、その学習が今後どのような価値をうみだすのかも俯瞰して見ていきたいと思います。2022/02/26