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目次
第1章 生い立ち‐修業‐デビュー―1860‐1893 スラヴ民族としての生い立ちとウィーンでの修業(書籍・雑誌)
第2章 パリでの活躍―1894‐1910 時代の寵児ミュシャ(演劇ポスター;商業ポスター;その他のポスター;装飾パネル;カレンダー;メニュー;写真;線画・パステルなど;雑誌;『装飾資料集・人物集』;その他)
第3章 アメリカから祖国へ―1911‐1939 愛する祖国へ(ポスター;油彩画;ステンドグラス;スラヴ叙事詩)
著者等紹介
千足伸行[センゾクノブユキ]
1940年東京生まれ。東京大学文学部卒。TBS(東京放送)を経て国立西洋美術館に勤務。1970‐72年、西ドイツ(当時)政府給費留学生としてドイツに留学し、ミュンヘン大学で主にドイツ・ルネサンス美術を学ぶ。帰国後、西洋美術館に復帰。1979年より成城大学文芸学部に助教授として勤務、1986年教授となり、2011年同大学を定年退職。現在同大学名誉教授。専門分野はヨーロッパの近代、とりわけ世紀末を中心とする各国の美術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
77
ミュシャというと挿絵画家としてのお洒落で洗練された女性のポスター画家というイメージが強かったのですが、アール・ヌーヴォー画家としての側面も含め、生涯と絵画から祖国を思う気持ちが強いことに心を打たれました。パリでの華やかな成功ばかりに憧れがちですが、ミュシャの心は常に強いスラヴへの愛で満ちていたのが、祖国に戻ってから描かれた圧巻の作品、『スラヴ叙事詩』から感じられました。美しい作品の数々とミュシャの多面性が見られて非常に興味深く、飽きません。とても楽しく鑑賞しました。2015/12/03
mii22.
38
図書館の芸術の秋コーナーから。優雅でエレガントな女性を配し、お洒落で洗練されたデザインのポスター。パリ時代のミュシャの作品は若い頃商業デザインの仕事に就いていた私にとって憧れだった。今回あらためてミュシャの生涯を通しての作品を観ていくと、祖国と民族意識の高さに心をうたれた。「外国に出てからの私は燃える心で祖国を愛した。まるで愛人のように愛した。」ミュシャの言葉通り、祖国に帰ってからのスラヴ民族の栄光と悲惨を描いた20点の『スラヴ叙事詩』は圧巻だった。2015/11/17
ちーたん
4
なんと美しいポスター。何度も見とれる。偶然が重なって有名になったようだが、パトロンたちはミュシャの何に惹かれたのだろうか。派手な装飾か、魅せる立ち姿か。現代のポスターもミュシャのような芸術的なセンスだったら、街を歩くだけで美術館廻りをしているようだ。憧れる。2023/08/11
ひらひら
3
どのページも美しい。思わずため息がでる。2019/07/02
JUN
2
★★★★★2018/02/08