すぐわかる茶の湯の懐石道具

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  • サイズ A5判/ページ数 151p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784808708474
  • NDC分類 791.5
  • Cコード C0072

内容説明

懐石道具の基本的な見かたがこの一冊でよくわかる。向付・焼物鉢・預け鉢・汁次・徳利・ぐい呑み・湯桶・香の物鉢・菓子器など、茶の湯の懐石で使われる道具の種類、特徴、歴史を簡潔に紹介。

目次

現代の茶の湯における懐石の手順(懐石と会席)
懐石の料理と器~ある茶会の例(飯椀・汁椀・向付;朱杯・燗鍋 ほか)
懐石道具(向付;焼物鉢 ほか)
魯山人の器使い
料亭の器~大磯 松月(懐石における漆器の役割;懐石道具で使われる硝子の器 ほか)

著者等紹介

矢部良明[ヤベヨシアキ]
1943年神奈川県大磯町生まれ。東北大学文学部東洋日本美術史科修了。東京国立博物館にて陶磁室長・考古課長・工芸課長を歴任。郡山市立美術館館長を経て、現在は人間国宝美術館館長・薩摩伝承館館長。蒼庵主として茶の湯を楽しみ、数寄本流を謳って、「冷・凍・寂・枯」の美学を柱にした茶の湯を実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tnk

1
陶磁史の大家が100均に懐石具を探す企画は面白い。中国製の安価なうつわが名品同様に解説され、国民性や機能美が見出されている。 また、日本は季節感を重視するとよく言われるが、懐石具に具象文様が流行るのは乾山以降である。桃山において季節感は省かれるが、著者はこれを桃山の型破りさに位置づけている。 写真中心の一般書ながら、意外に奥が深かった。2019/01/19

Mano Yoshida

0
懐石を出す順序での器紹介、焼物の種類別の解説、懐石における漆器、ガラス器の役割、歴史上の茶人の茶書から読み解く懐石の形式や流れの変遷等、要を得た編集・解説がされている。一冊で基本的な理解ができる良書であった。2023/12/17

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