「北朝鮮核実験」に続くもの―核拡散は止まらない

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  • サイズ B6判/ページ数 195p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784807406302
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

内容説明

「日本核武装」の可能性と不可能性。トータルな視点で核拡散を考える。

目次

第1章 世界の核開発・核保有の現状―空洞化・形骸化すすむNPT(核不拡散条約)体制
第2章 日本核武装論の虚構と現実―日本が核武装したくても絶対にできない仕組み
第3章 核実験強行に追い込まれた北朝鮮―米国だけに思いを馳せ、果たせない金正日総書記
第4章 出口の見えないイランの核開発―古代ペルシア王国の夢を追うアフマディネジャド政権
第5章 核を手放さないインド・パキスタン・イスラエル―NPT体制の枠外で核保有国となった国ぐに
第6章 韓国・台湾・南ア・リビア・ブラジル・アルゼンチン―その他の核疑惑国/核開発の誘惑に駆られた国ぐに
第7章 中・ロ・英・仏の核の現状と問題点―NPT体制で守られた国ぐに/英国以外は特権に固執
第8章 変化する米国の核戦略とブリクスの挑戦―テロとの戦い・先制核攻撃・洋上臨検/有識者報告の批判
第9章 核軍縮の課題と脱原発の行方―非核地帯/エルバラダイ構想/トリウム炉/GNEP計画

著者等紹介

吉田康彦[ヨシダヤスヒコ]
1936年東京生まれ。東京大学文学部卒。NHK記者となり、ジュネーヴ支局長、国際局報道部次長を歴任。1982年から10年間、国連職員としてニューヨーク、ジュネーヴ、ウィーンに勤務。1986~89年IAEA(国際原子力機関)広報部長。帰国後、1993~2001年埼玉大学教授。2001~2006年大阪経済法科大学教授。大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員教授。訪朝7回、北朝鮮人道支援に従事。原子力問題情報センター常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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