追跡!辺境微生物―砂漠・温泉から北極・南極まで

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追跡!辺境微生物―砂漠・温泉から北極・南極まで

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  • サイズ B6判/ページ数 195p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806715719
  • NDC分類 465
  • Cコード C0045

出版社内容情報

新進気鋭の研究者が、辺境でのフィールドワークの面白さと辺境微生物研究の最前線を語る。ヒトコブラクダの機嫌をそこねても、ホッキョクグマが出没していたって、微生物を探し求めて、僕は行く!
厳しい環境で生きる辺境微生物の虜になった、若き研究者の探究心は止まらない。

はじめに

第1章 砂漠
サハラで微生物ハンティング/ラクダに揺られて/微生物を飼う/「名前のない」微生物たち/培養できない微生物を探る/マトマタ菌は何者か?/新「網」微生物の発見/本当の極限環境って何だろう?/空飛ぶ微生物たち/砂に乗ってどこまでも/塵がもたらすもの
コラム? 現地の食文化に触れる

第2章 温泉
赤い海の住人に魅せられて/もうひとつの赤い海/秘境の湯「東温泉」/お熱いのがお好き/
PCRを使って東温泉の住人を知る/もっとお熱いのがお好き/高アルカリ温泉が湧き出るところ/真っ白になる川/炭酸塩をつくる生き物たち/炭酸塩形成微生物を捕まえろ/小さな世界のものづくり/すべてがすべての場所に
コラム? 宇宙と生命

第3章 北極
はじめての北極圏/いざ、スピッツベルゲン島へ/世界最北の温泉/温泉水から微生物を探せ!/再びスビールバルへ/氷河探訪
コラム? 世界種子貯蔵庫

第4章 南極
もう一つの地球の果て/南極の露岩城/コケ坊主内部の微生物たち/南極へ続く道/いざ、南極大陸へ/スカルブスネス/はじめての生物調査/南極湖底の王国をめぐって
コラム? 極地での服装

第5章 極小
さらに小さな世界/ものすごい小さな微生物たちは何者か?/海の覇者ペラギバクター・ユビーク/変身する微生物たち/「ゆとり」のない生命/生物と無生物の間を巡って/広がる超微小生物たちの世界

おわりに
参考文献・資料

中井亮佑[ナカイリョウスケ]
著・文・その他

内容説明

ヒトコブラクダの機嫌をそこねても、ホッキョクグマが出没していたって、微生物を探し求めて、僕は行く!厳しい環境で生きる辺境微生物の虜になった、若き研究者の探究心は止まらない。

目次

第1章 砂漠(サハラ砂漠で微生物ハンティング;ラクダに揺られて ほか)
第2章 温泉(赤い海の住人に魅せられて;もう一つの赤い海 ほか)
第3章 北極(はじめての北極圏;いざ、スピッツベルゲン島へ ほか)
第4章 南極(もう一つの地球の果て;南極の露岩域 ほか)
第5章 極小(さらに小さな世界;ものすごく小さな微生物 ほか)

著者等紹介

中井亮佑[ナカイリョウスケ]
1983年生まれ。2007年、広島大学生物生産学部卒業。2012年、同大学大学院で博士(学術)を取得。博士取得後、国立遺伝学研究所で日本学術振興会特別研究員(SPD)や特任研究員などを経て、2017年、産業技術総合研究所つくばセンターで産総研特別研究員。2018年より、産業技術総合研究所北海道センターで研究員(現職)。微生物生態学を専門とし、砂漠、温泉、北極、南極など辺境に生きる微生物たちを探索する。2011年、日本学術振興会育志賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やいっち

34
本書の感想は吾輩が語るのは烏滸がましい。細菌(バクテリア)も含めた微生物研究が近年熱い。分かってきたことも多いが未知のことも多々。  しかも、本書の最後の部分で大きな謎が提示されている。最後に来て、これはあんまり。  ところで、辺境微生物だが、人間には想像を絶する厳しい、人間には立ち入れない環境に生息する微生物という意味合いが常識的な理解。  だが、本書で、人間には厳しくても、あるいはそこで生きる微生物には最適であり、居心地がいい可能性もある 、という指摘は言われてみればなるほどである。 2019/03/03

17
あるところに、微生物を追いかけて、北極と南極を踏破する研究者がいた。その名を中井亮佑という。微生物にとって、環境が刻々と変化する場所は「辺境」である。たとえば砂漠。昼は猛暑、夜は極寒、風で飛ばされる間は乾燥する。微生物は世界中を飛び回り、快適な環境で増殖する。だから、北極の温泉にだって、南極の湖の底に沈むコケ坊主の中にだっている。そんな辺境にいる微生物を捕まえるため、ある時はライフル銃、またある時はボート漕ぎの訓練を事前に行い、辺境でのフィールドワークに挑む話であった。2020/04/06

ぽけっとももんが

9
まだまだわかっていないことは多い。というより、わたしたちはまだ何も知らない。こと微生物に関しては続々と新種が発見されているし、同じものが世界のあちこちで見つかるしまた極地や砂漠、温泉などの生命があるとは思えないようなところにも酸素のないところにも微生物は繁栄している、らしい。世の中にはいろんな研究をする人がいる。著者からも溢れるような微生物愛をひしひしと感じる。正直詳しいことはわかりませんが、でも風に乗って微生物は世界中をくまなく覆い、自分の好ましい環境でわしわしと繁殖しているのだ、見えないだけで。2019/02/04

月をみるもの

9
最近超巨大ウィルス( https://bookmeter.com/books/9300870 )が発見されて話題になっているが、それと対になる(フィルターで濾過されてしまうくらいの)超微少バクテリアというのもいるらしい。著者は砂漠・温泉・北極・南極といった(人間視点の)「極限」環境で未知の微生物を探していたわけだが、実はそのへんの海にいくらでもいる超微少バクテリアその名もペラギバクター・ユビークは、海の表層にいる生物の20〜40%を占めていた、、というチルチルミチルのようなオチ。2018/12/23

ふたば@気合いは、心を込めて準備中

6
小学生の時に、買ってもらった顕微鏡を使いたくて、自転車で田んぼや、用水路、水たまり、側溝などから水を採取したことを思い出した。あんなにワクワクした時間はそうはない。もちろん、研究者である著者の活動はそんなちゃちなモノじゃない。高圧や高温の場所、乾燥した場所など、こんなところにも微生物はいるんだ!!と驚きながら読んだ。超微小生物も、まだまだこれからたくさんの発見があるだろう。地球上から多くの生物が消えていく中、新たな発見があることは本当に価値のあることだと思う。面白かった!2018/12/08

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