内容説明
終戦から8年にわたり、敗戦国民でありながら、日本人としての矜持を失わずに、新中国建設に邁進した製紙技術者、瀬戸健次郎の半生。
目次
第1章 子供たちよ生き抜けよ
第2章 避難、敗戦―蓮の花のごとく生きよ
第3章 再び新京へ
第4章 飢餓との闘い
第5章 中国革命の中で
第6章 帰国の時
終章
著者等紹介
戸城素子[トシロモトコ]
昭和18(1943)年、製紙技術者だった父親と母親、妹弟4人とともに、旧満洲国の首都、新京へ。満洲へのソ連侵攻、国民党支配、内戦などの混乱の渦中で、一家全員8人が九死に一生を得て、1953(昭和28)年に帰国。帰国当時、著者は23歳であった。その間、父親とともに共産党指導下の中国吉林で、製紙工場立ち上げに奔走(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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