• ポイントキャンペーン

中経の文庫
軍師力―戦国乱世を生き抜いた男たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784806134602
  • NDC分類 281
  • Cコード C0121

内容説明

男は顔、形ではない。また、苦難が男をして智者にする。軍師は、まぎれもなく実力本位の登用がなされた男の中の男であった。戦国乱世の華ともいえよう。彼らの生きざまは極めて人間臭く、ほとんど現代人の喜怒哀楽と同じといえる。本書では、戦国乱世を生き抜き、時代を演出した軍師15人を取り上げる。

目次

第1章 主君に殉じた智略の軍師たち(山本勘助―片足が不自由で片眼、異能の軍師 甲州流軍学を創始;宇佐美良勝―主君の政敵と入水自殺 越後流軍学の祖;立花道雪―雨中に「雷獣」を斬る大友宗麟が振心服した軍師;片倉小十郎―秀吉をあざむく智略の持ち主伊達政宗の信頼を得る)
第2章 乱世を闘い抜いた異色の軍師たち(山中鹿之助―三日月の兜で獅子奮迅 主家の再興に命を賭けた男;黒田官兵衛―備中高松城の水攻め 張良にも似た希代の謀臣;島左近―「関ヶ原」に賭けた老練の策略家 石田三成と運命を共にする;直江兼続―上杉景勝の名補佐役 家康に敢然と立ち向かう)
第3章 悲運と功名の軍師たち(明智光秀―信長の天下取りを演出した男 山崎の露と消えた十一日天下;松田憲秀―関東の雄・北条家の重鎮 裏切り者の汚名を着る悲劇;小早川隆景―毛利一族の舵取り役 厳島の戦いで大活躍する)
第4章 天下取りを演出した軍師たち(竹中半兵衛―秀吉に仕えた天才軍師 “死してなお手柄を立てる”;真田幸村―「赤備え」は至誠のしるし 孤塁を守って壮烈な最期;鳥居元忠―少年家康の傅役軍師 伏見城を枕に決死のいくさ;本多正信―「大阪の陣」の仕掛人 徳川家を磐石不動にした名軍師)

著者等紹介

堀和久[ホリカズヒサ]
1931年、福岡県に生まれる。日本大学芸術学部の映画学科を中退。1977年、「享保貢象始末」で第51回オール讀物新人賞を受賞し、作家活動に入る。1991年、「長い道程」で第2回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともとも

4
さらに、時代や主君、時の権力者に翻弄されながらも それでも15人それぞれの生き方も15通りといっていいくらいその人の信念やその生き方などに個性を感じられましたし、 ただ頭が良いとか、剣術の腕が立つからだけではなく、思いやりや 優しさといった人間として暖かい部分も見られたので その人の人間ドラマに関わったというか、その人の生き様に現在にない何かを感じながらも、その素晴らしい人生に 感動してしまいました。 2012/07/09

ぶちゃお

1
様々なキャラクターの様々な運命。どの軍師も仕える殿へ勝利を捧げるという忠義心がかっこよすぎる。あるいはそれは彼らの軍師としての矜持なのかもしれない。一番のお気に入りは小早川隆景。山本勘助も最後は良き主君にめぐり会えて幸せだったはず。ますます日本史にハマっていく。2014/11/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/540727
  • ご注意事項