内容説明
『一千一秒物語』に収録したショート・ショートは、約二百篇あったものの中から自選したのである。/「一千一秒の註釈」が四十年間にわたって続くことになった。私の其後の作品は―エッセイ類も合わして―みんな最初の『一千一秒物語』の註である(稲垣足穂“『一千一秒物語』の倫理”より)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
merry
4
発刊当時のフォントや字体そのままで、あっさりと独特の世界に導かれる。月を見上げよう。2014/02/11
Koki Miyachi
3
稲垣足穂ワールドに遊ぶ。オリジナルの復刻版の大正っぽさを味わいながら、足穂の脳内世界をたゆたう。読後の残像が好きだ。2013/01/31
こしぼね
2
大正12年に金星堂より出版されたものの覆刻版。旧字体の活版印刷がそのまま再現されており、散見される誤植も味わい深い。ただ内容のほうは、延々と同じような話が繰り返されるだけで飽きてしまった。2011/01/27
悸村成一
0
小休止、ダダ、現実逃避、シュルレアリスム、永遠の少年期、限定300部(添付の栞による)。初刊-1923年。図書館本。2013/09/01
ぶんちょう
0
金星堂版の復刻。旧仮名遣いだと不思議な雰囲気が増す感じがします。2019/09/08