内容説明
ゲーテ、ピュージン、ラスキン、ヴィオレ=ル=デュク、ゼンパー、モリスなど約30名の錚々たる建築家、美術家、詩人、宗教家、建築評論家などの言説を俎上に上げて、歴史様式やゴシック・リヴァイヴァル等々、時代の主だった趨勢の形成に大きな影響を与え、後世にどのように伝播していったのかを闊達に論じ、果して現代はこの良質・豊穣な評論に比肩する舌鋒を持ち得たのか、讃嘆させるに十分な古典的名著である。
目次
ウォルポールとエセックス
ゲーテとシュレーゲル
イギリスの古物研究家たち
モラー、ブリットン、ウィルソン
リックマンと国教財務委員会委員たち
コーモン
ヒューエル
ウィリス
ヒュプシュとルントボーゲンシュティール、ホープとネオ・ルネサンス
最初期の雑誌とドナルドソン教授〔ほか〕
著者等紹介
吉田鋼市[ヨシダコウイチ]
1947年(昭和22年)、兵庫県姫路市に生まれる。1970年、横浜国立大学卒業。77年、京都大学大学院博士課程単位取得退学。73~75年、エコール・デ・ボザールU.P.6在学(仏政府給費留学生)。横浜国立大学名誉教授。専攻:建築史・建築理論。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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