独学でよかった―読書と私の人生

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  • サイズ B6判/ページ数 272,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784805004777
  • NDC分類 019
  • Cコード C0095

目次

第1章 冒険の始まり(本の虫誕生―少年時代;本も映画も面白い!―青年時代;映画の考え方を学ぶ)
第2章 読書と出会い(学者たちとの遭遇;興味の広がり;人々の暮しへの関心―柳田国男と宮本常一)
第3章 読む愉しみ(本の選び方;大衆作家たちの読書;純文学と大衆文学)
第4章 独学はやめられない(芝居と趣向;漫画の成長;ロマンスはるかなり;映画と原作;名著とは?)
巻末 独学派にすすめる99冊

著者等紹介

佐藤忠男[サトウタダオ]
1930年新潟県生まれ。国鉄(いまのJR)職員、電信電話公社(いまのNTT)員、「映画評論」「思想の科学」編集長を経てフリーに。映画評論を中心に幅広い評論活動を続ける。映画評論家。日本映画学校校長。紫綬褒章、韓国文化勲章ほか受賞多数。著書は百冊以上を数える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シルク

14
これは、読んで良かった。2022年シルク的ベスト10候補。佐藤忠男と言えば、講談社の「少年倶楽部」について論じた「少年の理想主義について」が、パカッと思い出される。それが発表された頃の、雑誌「児童文学」をひもとくと、つまらないことばー抜かすお偉い児童文学者の先生方が、「佐藤忠男ちゅーやつの言うことはなっとらん」と、何とか揚げ足取りしてやろうみたいな、本人のいないところで口汚くようけ罵っていた。結局そのお偉い先生方の書いた悪口は歴史の中に残らず、罵倒されまくった佐藤忠男の書いたものは、今に至るまで、戦前の→2022/02/14

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね

4
そう云ってはおこがましいが、お手本になる方だ。教養を身につけるべく、全集や名著と云われる書物に何度も挑戦したが、とても読みこなせないもの、難解で投げ出してしまう本も多かった、という言葉にかなり救われたりして。中学生の頃から、この方のお陰でTVでアジアの良質な映画を何本も観ることができた。地味な風貌に正統派の語り口。仕事で実際にお会いした時もやはり一見して惹き付けられる雰囲気は醸し出さないのだが、衒いなく率直な文章に、人柄がとてもよく出ていると思った。試写の折には、たいてい久子夫人を伴っているのだよね。2015/01/20

yuka

2
◆◆◆読みたい本の幅がひろがりそう。著者は映画の専門学校の校長という経歴も持たれている方。映画を学んでいらっしゃる方、映画に興味のある方にもおすすめの1冊。2015/11/14

星規夫

0
映画評論家・佐藤忠男氏の経歴に興味を持ち、読んでみた。最近読んだ岩崎昶『映画の理論』の「理論(≒アカデミズム)先行」の論調とは対照的で、そういったものに依らない研究のあり方について松本清張などの実例を挙げて述べていったところが印象に残った。もっとも、独学・アマチュア・非アカデミズムを手放しで礼賛せず、その欠点を指摘しているあたり、非常に良心的と言える。大いに参考にしたい。2014/04/03

lha

0
こういう風に独学していく方法もあるのか、と面白く読めた。 そして、自然と人間は好みの偏りが出てきて、でもそれが自分なんだろうなと考えた。2014/03/23

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