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内容説明
これまで、恋愛・家族・仕事・友人関係で、「良かれと思ってしたことが裏目に出る」とか「優しくした相手に傷つけられる」とか「舐められやすい」とかの経験をしたことはありませんか?少しでも思い当たるならば、是非この本を!キラキラフワフワした理想論はありません。魂を悪魔に4割くらい売ってでも自分を大事にして幸せになろう!生きてるうちに幸せになろう!
目次
第1章 恋愛編(「男は性欲、女は物欲」;「男は性欲」の証拠いくつか ほか)
第2章 家族編(優しさとは「一家心中メンタリティ」ではない;優しさとは「連帯責任メンタリティ」ではない ほか)
第3章 仕事編(優しいあなたが知っておくべき資本主義の変遷;優しいあなたにとっての「貧困女子本」の効用 ほか)
第4章 友人編(友人がいないのも少ないのも恥ずかしくない;友人関係はなくても困らないが、あれば贅沢で素敵なもの ほか)
著者等紹介
藤森かよこ[フジモリカヨコ]
福山市立大学名誉教授。1953年、愛知県生まれ。南山大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程満期退学。元桃山学院大学教授。元祖リバータリアニズム(超個人主義的自由主義)の提唱者で、かつアメリカの国民的作家であり思想家のアイン・ランドの研究者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
15
当たってるから言ってはいけないんです…。あっさりバッサリ、いっそ清々しいくらいで、最後なんだかスッキリしました。献身とか自己犠牲に、一種麻薬的な快感があるって恐ろしい事実です。2022/11/25
本の紙魚
5
この著者の一冊目の「馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめた書いたので読んでください」が面白かったので読んだが、ちょっと肩透かし。というより私自身が優しさの欠片もない人間だから選び方を間違えたのか。大学の先生らしい語り口でジェンダーについてはやや偏りを感じざるを得ないが、家族と介護の問題、共依存に陥りがちな人間関係の闇についての考察は流石だと思う。家族だって本質的には利益集団だということを認識できない人が多すぎると最近思っていたから特に。結局ここで言われている「優しい」人とは自尊感情が低い人のこと。2021/12/03
二日月
4
気さくに接するとすぐに舐められる事が悩みだったのですが、解決策が書いてありました。実行するには勇気がいりますが…他にもタフに生き抜く方法が色々と。全ては自業自得だと思いました。何度も読み返して、自分に厳しくしたいと思いました。読んで良かった一冊。2021/06/19
ずー
3
タイトルは女性向けの胡散くさい生き方指南本って感じだが、中身を読んでみると、日本社会で生きてると自然には身につかない「個人の尊厳」の概念についてこれでもかというほど平易に解説している本だった。/多少言い方が乱暴になっても「自分の尊厳を侵害してくるような他人や共同体に従属・依存せず、まず自分を守れ」というメッセージを第一に発してる本である。タイトルからして分かるようにやや自己責任論的な主張も散見され、格差とかジェンダーとかのことを日頃考えてる(それこそ筆者的には「優しい」)人はカチンときそうな箇所もある2022/10/27
林檎
3
面白かったです!2021/08/22