わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために―その思想、実践、技術

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わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために―その思想、実践、技術

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784802511612
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C3055

出版社内容情報

「ウェルビーイング(Wellbeing)」とは、身体的にも、精神的にも、そして社会的にも「よい状態」のこと。心身ともに満たされた状態であることを指す言葉です。情報技術が私たちの暮らしを便利にする一方で、利用者の心の状態への負の影響も指摘されている現在、ウェルビーイングに対する注目が高まっています。
本書は、ウェルビーイングとは何なのか、そしてそれをどのようにつくりあうことができるのかについて解説した書籍です。わかりあえなさのヴェールに包まれた他者同士が、根源的な関係性を築き上げ、共に生きていくための思想、実践、技術を照らし出します。
ユーザーに愛されるプロダクトやサービスの設計を目指すデザイナー、エンジニア、ビジネスパーソン、また、組織環境を良くしたい人事・総務担当者などにおすすめの一冊です。
「わたし」のウェルビーイングから、「わたしたちの」ウェルビーイングへ。「個でありながら共」という日本的なウェルビーイングのあり方を探求します。

論考:
伊藤亜紗/生貝直人/石川善樹/岡田美智男/小澤いぶき/神居文彰/木村大治/小林 茂/田中浩也/出口康夫/水野 祐/安田 登/山口揚平/吉田成朗/ラファエル・カルヴォ

内容説明

わたしの幸せから、わたしたちの幸せへ。これからの社会に欠かすことのできないウェルビーイングを、包括的に捉えるための視点と方法。「個でありながら共」という日本的なウェルビーイングのあり方とは―。

目次

1 What is Wellbeing?ウェルビーイングとは何か?(Overview ウェルビーイングの見取り図;Individual Wellbeing 「わたし」のウェルビーイング;Collective Wellbeing 「わたしたち」のウェルビーイング ほか)
2 Wellbeing in Practice ウェルビーイングに向けたさまざまな実践(Introduction テクノロジーから「自律」するために;Technology情報技術とウェルビーイング;Connection つながりとウェルビーイング ほか)
3 Wellbeing Workshop ウェルビーイングのためのワークショップ(なぜ「ワークショップ」なのか?;ウェルビーイングワークショップの流れと各ワーク;「頭」と「心」と「手」を結ぶ)
Discussion 座談会:「わたしたち」のウェルビーイングに向けたプロジェクト

著者等紹介

渡邊淳司[ワタナベジュンジ]
NTTコミュニケーション科学基礎研究所人間情報研究部上席特別研究員。人間の知覚特性を利用したインタフェース技術を開発、展示公開するなかで、人間の感覚と環境との関係性を理論と応用の両面から研究している。主著に『情報を生み出す触覚の知性』(2014年、化学同人、毎日出版文化賞受賞)など

チェン,ドミニク[チェン,ドミニク] [Chen,Dominick]
早稲田大学文化構想学部・表象メディア論系准教授。公益財団法人Well‐Being for Planet Earth理事、NPO法人soar理事、NPO法人コモンスフィア理事。ウェルビーイング、発酵、生命性をキーワードに、メディアテクノロジーと人間の関係性を研究している

安藤英由樹[アンドウヒデユキ]
大阪大学大学院情報科学研究科准教授、大阪芸術大学アートサイエンス学科客員教授。専門はバーチャルリアリティの分野において、前庭電気刺激、無意識に着目したインタフェースなどを研究する傍ら、芸術表現としての先端的科学技術の社会貢献にも関心を寄せ、自らもアーティストとコラボレーションして作品制作や展示を行なう。平成20年度文化庁メディア芸術祭アート部門において優秀賞受賞

坂倉杏介[サカクラキョウスケ]
東京都市大学都市生活学部准教授。三田の家LLP代表。専門はコミュニティマネジメント。多様な主体の相互作用によってつながりと活動が生まれる「協働プラットフォーム」という視点から、地域や組織のコミュニティ形成手法を実践的に研究している。芝の家やご近所イノベーション学校(港区)、おやまちプロジェクトや世田谷コミュニティ財団(世田谷区)をはじめ様々な地域のコミュニティ事業を手掛ける

村田藍子[ムラタアイコ]
NTTコミュニケーション科学基礎研究所人間情報研究部リサーチ・アソシエイト。博士(文学)。専門は社会心理学。人間の情動的共感の起こり方の特徴について、生体反応計測と主観評定を組み合わせて研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アキ

66
ウエルビーイングは欧米からの概念。being:本質とwell:満足の、が語源。身体的、精神的、社会的にも、よい状態のこと。現代社会における効率性や経済性重視ではなく、ボトムアップで「Time Well Spent」を向上させることが大事。この書での「わたし」ではなく「わたしたち」という視点が好ましい。日本は欧米と特に個人と他者や世界との距離感が異なっており、能でいう「共話」という概念は日本ならでは。コミュニティとウエルビーイングの相性は、日本社会におけるつながりを構築していく上でキーとなるのかもしれない。2020/04/16

けんとまん1007

38
少し前から耳にするようになった言葉、ウェルビーイング。それに合わせてウェルゴーイング、ウェルドウーイングの言葉もあった。イングがキーワードと理解。私、私たち、社会、ユニバースの考え方や、和(日本)でのというのも納得。弱いロボットはそのとおりで、不便益システムともつながると思う。これまでの便利さは、最終的には、便利ではなくて不利益になることも多いと感じている。生きるとは何かにもつながる。継続して、深めていこう!2021/03/04

貧家ピー

8
欧米個人主義的な個の"Well-being"から日本的な集団の"Well-being"へ。アジアでは、幸せに「運」の要素が関係しているというのがわかるようであり、面白った。第2章はいろいろな専門家がそれぞれの観点からWell-beingを論じており、少し読みにくかった。2022/03/27

izw

7
ウェルビーイングについて包括的にとらえることができる。「わたし」個人だけでなく「わたしたち」で共創する日本的なウェルビーイングを探っている。パート2では、15人のさまざまな分野の専門家が、それぞれの視点から〇〇とウェルビーイングを論じていて、ウェルビーイングについて斬新な面を伺うことができる。ウェルビーイングを指向する技術を目指すために必携の一冊であろう。2023/01/28

Shohei Ito

6
ウェルビーイングとは何か、それをどう作りあうのかということについて、様々な切り口から解説した一冊。 本書で紹介されている「弱いロボット」がとても興味深かったです。ロボットだけで作業を完結するのではなく人に助けてもらいながら目的を達成するというのは、「弱さ」の認識を変えてくれます。弱さというのは悪いものや良くないもののように思われがちです。ただ、誰かの弱さを補うことで自分が誰かの役にたつ、そして自分の存在を肯定できるのなら、弱さというのは悪いものではなく誰かのウェルビーイングにつながるものだと思いました。2023/11/13

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