内容説明
小説はどう読めばよい?シェイクスピア劇の異性装?フロイト先生の記憶違い?人文学を代表する「文学」「芸術」「歴史」の3つのパートを具体的に学びながら、考える基礎が身につく12のレッスン。学びが広がる「読書案内」付。
目次
第1部 ことばを読む(言葉の形を読む―横光利一『蝿』の形式と文体(戸塚学)
日記と小説―ムージル「トンカ」にみる文学の射程(桂元嗣)
ジャポニスムへの情熱―ゴンクールの『日記』に記された美術革命(福田美雪) ほか)
第2部 芸術の現場(もしも私が女なら―シェイクスピア劇と舞台芸術の異性装(北村紗衣)
女性史美術館へようこそ―展示という語りと語り直し(小森真樹)
日本のアマチュア演劇の多様な世界(片山幹生) ほか)
第3部 描かれる歴史(その変化をもたらす知はだれのものか―中世の「日本図」と文字資料をあわせ読む(高橋一樹)
人類の至宝!?―中国ムスリムの「ハン・キターブ」(黒岩高)
子どもたちが記憶する第一次世界大戦―北フランスの占領とその後(舘葉月) ほか)